2005-01-01から1年間の記事一覧

ここのところお正月かクリスマスにはローストチキンを焼いて、実家に持っていっている。例年セロリ、しいたけ、松の実などを角切りのパンと炒めて、オイスターソースで味つけし、お腹に詰めた中華風なのだが、今回は趣向を変えた中身を用意してみた。 にんに…

アマゾン・フランスで本を14冊注文。今年はユーロ高が続き、この春以降は本買いを控えてきたのだ。夏に一時期下がったけれど、そのときはこっちのパソコンが壊れていたし。ずっと1ユーロ140円を超えていたのがここにきて130円台に下がり、今日は139円30銭か…

今年最後のホットヨガ(といってもまだ二回目だけど)。湿度が前回より高く、70パーセントぐらい。体調も万全でなく、きつかった。とはいえ汗を大量にかくのは気持ちいい。今日はヨガパンツに競泳用セパレーツ水着の上を着てやったが、ファッション的にも機…

ホットヨガ教室「ReU」に入会する。ホットヨガは前からやりたかったのだが、春はダニによるアレルギーがひどく、夏は暑すぎ、秋は多忙をきわめ、今月初頭は体調が悪すぎ、ずっと見送っていたのだ。そして今日、初めてのトライアル・レッスンに。 体力が落ちて…

背中が緩んだ分、腰が痛みを感じるようになり、体全体がだるい。施術士さんが言っていた通りの反応。鬱病の友人から3ヶ月前にもらっていた手紙の返事を、一日かけて、気を使って使って使って書き、疲れ果てる。人とのことはほんとに手間がかかるものだ。 夜…

7ヶ月ぶりに「からだファクトリー」で整体。一ヶ月以上もひどい咳が続いたせいで、首から背中、腰にかけてが激しく強ばり、背骨のあいだが詰まっていたらしい。首を左右、前後に捻られながらボキボキいう音が響き渡った。首の前後を治すときには、顔の真下で…

シルヴィ・ギエム最後の「ボレロ」公演、市川市文化会館大ホール

4年ぶりぐらいに見るギエムは、肉体的にも表現の上でも大きく変貌を遂げていた。まずはラッセル・マリファント振り付けの小品「Two」。 スポットライトのなかに浮かび上がる筋肉質の上半身。もともと筋肉のつきやすいダンサーだが、特に上腕部の盛り上がり方…

ヌーヴェル・オプセルヴァトゥールのサイトによれば、フランスのシラク大統領は奴隷末裔のための記念日導入に否定的でない考えを明らかにした。奴隷制という反人道的な過去を忘れないため5月10日を記念日にするという案は、「奴隷制を記憶する会」によりかね…

証人喚問

耐震強度偽装問題。早朝から始まった証人喚問に引き込まれ、用事もいろいろあったのに、日が暮れるまで見てしまう。 姉歯建築士、木村建設の木村社長と篠塚支店長、総研の内河所長、全員がこのとんでもない集団ぐるみの犯罪にかんでいるのは確かだが、それぞ…

近頃、金曜は家事をまとめてこなす日になってきた。洗濯日和が多いことも理由のひとつ。他のことが忙しくて金曜定例のグリッサンが読めないことも理由のひとつ。 洗濯の後は、冬モードで週一の植物への水やり。バナナ二鉢をベランダに出して、またしまうのは…

キューバ産マングローブの蜂蜜を買った。喉のために毎日舐めているマヌカ蜂蜜のクセの強い味にいいかげん飽きたから。で、マングローブ味だが、意外に普通。ラベルに白い花の絵が描いてあるけれど、こういう花が咲くのか。 そういえばマングローブの苗はひょ…

今日で11月も終わり。あわただしく歳をとる月がやってくる。さっきニュースを見ていて、ピサロ・ヤギ・カルロス容疑者と誕生日が一緒だと知った。 咳がひどいのでヨガができないという悪循環で、体調はよくないまま。ホットヨガ教室に行ける日は遠い。ぼっと…

紅葉

解放感は不調とともにやってくる。ま、それでもよしとしよう。前から読みたかった宮地尚子の『トラウマの医療人類学』をやっと読み始められる。感想はいずれまた。 今、横浜方面は紅葉がきれいだ。日吉キャンパスのルビー色の紅葉と公孫樹のコントラスト。都…

ヴィム・ヴェンダース『アメリカ、家族のいる風景』

脚本・主演ともにサム・シェパード。映画スター・ハワードが西部劇撮影中に失踪、30年前に行きずりの恋愛をし、息子をつくったウエイトレスの女(ジェシカ・ラング)をたずねてモンタナの町に現れる。 『ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ』を三回続けて観て以…

緊張を解くために発明した飲み物、ラム・ココア。 作り方は以下の通り。スプーン山盛り2杯のココア・パウダーと砂糖に熱湯と熱いミルクを半量ずつ注ぎかき混ぜる。シナモン少々、そしてラム酒を垂らしてできあがり(私の場合、グアドループ産モンテベロの古…

頻繁に起こるめまい、刺すような腹痛に微熱。風邪かとも思ったが、まずまちがいなく知恵熱。情けない。雨も降っていないのに、ずっと雨の音。そしてこれも疲労しているとき起こることで、朝起きたとき、自分がどういう状況かわからない。誰かぐらいはわかっ…

マリーズ・コンデ『生命の樹』

何度目かの読み直しで、テーマをまとめることを意識しながら読んだのだが、読むほどにその意図は奥深く隠されているように感じられる。 パナマ運河の出稼ぎと北米での事業でブルジョワへとのし上がった黒人アルベール(スバル=野生人)を父祖とし、四代目の…

最近、立ち読みをしていて泣いてしまうことが多い。今日は放送大学テキスト「フランス語Ⅲ」に引用されていたエメ・セゼール『帰郷ノート』の一節を読んでいて、深く共振してしまい泣く。以下がその一節。 「おお、友愛に満ちた光よ/すがすがしい光の源よ/…

フランス・パリ郊外で始まり、地方にまで広まった暴動が二週間近くも続いている。数千台の車の焼き討ちだけでなく、ふたりの死亡者に加え、障害者女性が火傷を負うという事態にまで進んでしまった。 シラク大統領の声明に続き、ド・ヴィルパン首相は郊外に夜…

おがくず酵素風呂

友人と神楽坂にあるおがくず酵素風呂「ミユ」へ。神楽坂というよりは新大久保ふうのフーゾクめいたピンクの看板に一般民家ふうの怪しげな店。入り口を入るなりおがくずの匂いがすごい。お金を払ったら(3000円)、まずは酵素入りの水を一杯飲む。ロッカーでガ…

ウスマン・センベーヌ『モーラーデ』(フランス・セネガル合作、2004年)

東京国際女性映画祭にて上映。セネガルのイスラム系部族に残る女子割礼(陰核切除)をテーマとしている。 6歳から8歳ぐらいとおぼしき女の子たち4人がコレの家に逃げてくる。陰核切除の手術をいやがったため。女の子たちは集団で切除をほどこす赤い衣の女たち…

無意志的記憶

仕事とはいえ、プルーストを読み続けるのがつらい。なぜ自分が専門を大きく方向転換したのか、改めてよくわかる。「わたし」はあまりに自分と似すぎている。 胸が痛い、喉がつまって泣きそうだと思いながら読んでいたら地震。激しく動揺し、その瞬間、過去が…

靖国参拝

小泉首相の靖国神社参拝。外交問題はさておくとして、靖国神社にお参りして「不戦の決意」を新たにするというのは、まったくもって理屈に合わない。靖国神社は先の戦争での日本の敗北を受け容れておらず、東京裁判は誤りだという立場を取る神社である。また…

久しぶりの発熱。雨でもあり迷ったが、髪型が限界だったため無理をして美容院に行く。思った通り、悪化するどころかむしろ気分は向上した。青山の美容院を出たところでまた地震。熱が出たままここから家まで歩くのはつらいなあと思ったが、地下鉄はすぐに動…

出身地

ずっと前から知り合いの編集者と話していて、お互い同じ都営団地の出身と初めて知る。そしてお互いこんな世界にいるのにあんなところの出の人がいたなんて、と驚き合う。東京の山の手にも下町にも地方にもないあの廃墟のような町に、今ではわたしは魅力を感…

心の負担

昨日、内輪の雑誌用の創作をひとまず終える。結構心の負担だった。少しすっとしたが、いろいろ迫り来るものが多く、ヤキがまわっている感じ。年齢やキャリアに比べて教養がなさすぎる。読んでも読んでも追いつかないし、読んだものすら忘れてしまう。プルー…

牡蠣とナイアガラ

去年三回食べて、三回とも激しい胃痛をおこしてしまった牡蠣を今年初めて食べたら、またしても気持ち悪くなり、作業のペースが乱れてしまった。左胸のリンパ腺もずきずき痛い。 三日ぐらい前は異様なほど体調がよかった。栃木県の小さなワイナリー、渡邊のワ…

阿部和重「課長 島雅彦」『新潮』11月号

痛快のひと言。余裕のある場所からの無責任なおもねりは、理解を装っても当事者には敏感に感じ取られるものだ。阿部和重は芥川賞を取ってなお、マイナーであることの実感を苦しんでいるかに見える。 この作家の、自分の男の子っぽさとの折り合いのつけ方も好…

フロイトの『精神分析入門』を立ち読みしていて、思わず泣いてしまう。感動したわけじゃなく悔し泣き。思い込みでテキトーなこと書きやがって。女は男をいつも羨ましい、自分だけ損していて理不尽だと思っていて、その嫉妬があるから不正の感覚が欠如してい…

古本

本を80冊ぐらい処分する。といってもまだ途中で、昨日につづき今日も最寄のブクオフに33冊売りに行って1030円だった。片づけるのが目的だから安くてもいいけれど、ブクオフの出現で古本市場はすっかり値崩れしたとか。何しろ新しいこと、きれいなことが価値…