ここのところお正月かクリスマスにはローストチキンを焼いて、実家に持っていっている。例年セロリ、しいたけ、松の実などを角切りのパンと炒めて、オイスターソースで味つけし、お腹に詰めた中華風なのだが、今回は趣向を変えた中身を用意してみた。
にんにくと玉ねぎのみじん切り、エリンギと鶏レバーをバターで炒め、塩こしょう、赤ワインを振りかける。これは後日、刻んだパンツェッタ、うずら卵、生卵、生パン粉と合わせて丸鶏の詰め物となる予定。1キロに満たない鶏だから、230度ぐらいで30分も焼けば十分だろう。
レバーの下ごしらえは細胞のなかに入り込んだ血を洗い流すのが大変だ。ちょっと手術をしている気分でもありグロテスク。
結局今日もろくに本を読めず、心残りのまま一年が終わる。今年読んだ本については昨日書いたが、それ以外の回顧は以下の通り。
舞台は躊躇なしに今月観たシルヴィ・ギエム東京バレエ団による「ギエム最後の『ボレロ』」。コンサートでは、4月にカリブ海マルティニック島フォール・ド・フランスでカリなどが出演した「アコースティック・クレヨル・プロジェクト」と7月に青山ブルーノートであったパウラ・モレレンバウムボサノヴァ・コンサート。映画は『ウイスキー』とテオ・アンゲロプロスの『エレニの旅』だと思う。CDでは、日本では売っていないけど、マルティニックでヒットしていたコロ・バーストのアコースティックなヴォーカル、『Lot Bo So』が一番である。
今年個人的に達成したこととしては、一コマ2時間半の大学の授業を教えられたこととホットヨガを始めたこと…ぐらいだろうか。