2007-01-01から1年間の記事一覧

アブサロム、アブサロム!

再び熱でへたっている間に、29日になってゲラがどさっと。 しばらくないことだったので、世にそういう作業が存在することを忘れていた。 今月後半になり、熱のせいで5日ぐらいロスしてしまい、ピンチ。 持ち直している間は寸暇を惜しんで活動しなければなら…

全日本フィギュア:いいかげんにしろ、塩原恒夫!

フィギュアスケート放映を楽しみにしている者として、放映枠がフジのときだけはその楽しみが半減してしまうことをいっておく。 塩原恒夫アナウンサーのモラルの低さ、競技への無理解・無神経ゆえ、またその背後にあるフジ・アナウンス部の意識の低さゆえであ…

突然の食欲:鶏のロースト、バターライス詰め

今年最後の鍼。 胃痛の治療として、背中に「灸頭鍼」というすごいものをやってもらう。 胃と連動して、とりわけ凝って反応があるという背中のポイント5箇所に鍼をうつ。 その頭にもぐさを載せて燃やすのである(といっても私には何も見えないので、そう聞い…

ゴシップの整理

サルコジ大統領とカルラ・ブルーニ(イタリア人でフランスで活動しているのに、日本ではなぜか「カーラ・ブルーニ」)の恋人関係が報道されているけれど、結構好きな歌手で、よく授業でCDを聴かせていたりしたので「へえ」というくらいの感慨をもった。 軽く…

メリークリスマス・フロム・ムツキ!

今年も赤くなれなかったダメなわたし(これでもポインセチアなの)… ・ 二日ほど熱で朦朧としていた間に、ジュリアン・グラックが亡くなっていた。 97歳。 『シルトの岸辺』、『アルゴールの城にて』、『半島』… ある時期、とても好きな小説家だった。 地勢…

誕生会、柚子湯

研究会で誕生パーティー。 オレンジ色の薔薇を男の人(たち)からもらう。 白いお洒落な文具のセットももらう(もっと勉強せよと)。 ・ 胃が痛いのに躁状態という、ものすごいバランスの悪さ。 柚子湯に入って、からだを温め、頭を冷やす。 ニューメキシコ…

偏りと螺旋

はーーー、誕生日。 ヨシフ・スターリンさん、フランク・ザッパさん、フローレンス・ジョイナーさん、松本清張さん、もう死んでしまったけどおめでとう。 チープ・トリックのリック・ニールセンさん、片岡鶴太郎さん、小谷野敦さん、吉川ひなのさん、おめで…

過酷な書店

最近よくあることだが、本屋(生協)へ行くと壁面いっぱいの本にぼおっとなって、たくさんあったはずの買わなければいけない本が何なのか、タイトルも作者も一文字も思い出せなくなる。 新曜社フェアでも何かほしいのがあったはず、新刊文芸書でもあったはず…

痛み体質、バチェラレット

昨日は複合的な理由で全身のさまざまなところが痛く、動けなかった。 おかげで予約していたクッツェーの朗読会も、他の用事もお休み。 全身を意識してみると痛くない部位を数えるほうが簡単で、頭、顔、お尻、太もも、足の裏、以上終わりだ。 今日は胃痛と頭…

フィギュアスケート・グランプリファイナル

風邪の人のそばにいたり、乾燥した劇場にいたり、その後雨に濡れたりしたので当然だけど、風邪のひきかけで頭がぼんやり。 一昨日のふたご座流星群はあきらめる。 喉が痛いので、大根と黒ぶなの蜂蜜で今年初の大根飴をつくる。 そんな状態のまま、サッカーを…

シルヴィ・ギエム・オン・ステージ2007(神奈川県民ホール)

ラッセル・マリファントを再発見する。 2年前、ギエムがソロで踊った「TWO」は、鋭い腕の動きと光の効果が印象的な作品だった。 前も書いたかもしれないが、20世紀初頭の舞踊家ロイ・フラーの舞台を連想させる。 (腕を上下させると光の軌跡のようなものがで…

煮こむ冬

大鍋いっぱい野菜をコトコト煮こむのは、わりとありきたりな冬の幸せ。 とはいえ、超多忙な家族や風邪で寝込んでいる家族の健康管理/回復のため、日々の重要な仕事なのだ。 今日は川を渡って出張料理でポトフ。 合い間に超父権的な態度で恫喝。 湯気が広が…

声と指と文字

私は一人で歩くなどしている時、だいたい頭の中でモノローグをくり広げている。 だからずっと自分の声が聞こえているのだが、他の人はどうなのだろう。 その時おしゃべりした内容を、たとえばブログなどに書き写す。 その局面では文字より声がまず先にある、…

友人の年齢

ドラ・トーザンが「日本人が同世代の友人ばかりをもつ不思議」について書いていて、珍しく「そうだよな」と同意した。 若者は経験も環境もかぎられているから致し方ないとして、年長者でも同世代としかつき合わない人というのは多い。 私がわりとよく会って…

ジョン・レノンの命日

そういえば先週8日はジョン・レノンの命日だったけれど、私は1980年当日の外気と体感をすごくリアルに覚えている。 寒かった! あの寒さを最近と比較すると、地球は温暖化しているのだなあとしみじみ実感。 何もなく、やたら広くて冷え冷えとした国鉄大宮駅…

今年もついてない

去年はつくづくうまく行かない年だったが、今年はそれに輪をかけてさらに悪い。 たとえばエントリーした何かに落ちるだとかはまったく自分のせいとして、それ以外にも理不尽な扱いを受けたり、来るはずのお仕事が手違いで回ってこないことになったりと、不可…

柔道ワールドグランプリ2007

しばらく見ない間に世代交代した感がある。 男子100キロ級の小林大輔、女子52キロ級の中村美里、切れ味よくすばらしい。 前回の国際大会で井上康生を破り優勝した100キロ超級の新星、フランスのテディ・リネール(Teddy Riner)の試合を楽しみにしていたのに…

ワークショップ尽くし

この時期はワークショップ尽くし。 ケニアの聾学校の子供たちがヒップホップを踊る映像が印象に残る。 というのは、私は音が聞こえない世界というのを非常に恐れてきたから。 視界が閉ざされるというのは普通に誰でも怖いが、気配がわからないというのも致命…

フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展 (国立新美術館)

アムステルダム国立美術館所蔵の絵だが、オランダには偶然の機会でもなければ行かないような気がするので(人種問題が絡んでサッカーの代表チームがいつの間にか全員白人になってしまってるなど、あまりいい印象の国ではない)、場所が嫌いな六本木なのと、…

今日の箴言

棘だらけの多肉植物のなか水は廻り、鍼がつらなる硬い皮下で血は廻る。 ・ 他人の体調に細やかであれ。 その人はあなたにメロメロになるだろう。 ・ 天気の話を馬鹿にしてはいけない。 それは文学の要である。

シュルレアリスム、黄葉

シュルレアリスムって、もちろん魅力はあるけれど、たまに男の子趣味の遊びにつき合わされてる気分になってシラけちゃうことがある。 こういうものがここまでこう研究界でメジャーなのは、やっぱり本来もっとマイナーでいいような男の子趣味(若者好み)を慈…

歩くこと

感覚がもっとも敏くなるのは、人といる時でも、ひとり部屋にいたり眠ったりする時でもなく、ずんずん歩いている時のように思う。 それは知らない町であれ、葱をぶら下げているいつもの裏道であれ。 早足で通り過ぎると、冷気のつめたさが、通りの景色が、町…

開花相、アルカロイド(ニコチン系、スポーツ系)

青山こどもの城の前で、きれいな女の人に声をかけられた。 「カイカソウが出てますね。最近転機がありましたか?」 「は?」 「あ、ご自分では気づいてない?」 「今、最初のところ何ていったんですか?」 「カイカソウが出ていますと…」 「カイカソウですか…

フィギュア・スケートNHK杯男子フリー

高橋大輔が234,22という高得点で優勝。 4回転トウループに失敗しながら、技術点81,33はすごい。 今日のフリーは高橋とチェコのトマシュ・ヴェルネルという、ともに好きな演技タイプの選手による優勝争いだったので、満足度が高かった。 3位の新鋭、アメリカ…

バナナの冬越え

どこをどう調べても、バナナは気温15度から10度を切ったら室内に入れろと書いてあるので、しょうがないから重いのを斜めにして無理やり入れ、葉が大きすぎて外にはみ出しているのを無理やり折り曲げる感じで窓を閉める。 まず全部の葉っぱを雑巾で拭くのが大…

フィギュア・スケートNHK杯女子シングルSP

武田奈也は今まで見た中で一番よかった。 スケールが大きそうに見えるわりにいつも動きが粗い気がしていたが、今日の「タンゲーラ」はキレがよく、大柄なので動きが映えた。 特に難はないながら、安藤美姫はステップのシークエンスで音楽に乗れていなかった。

マルチニックで地震

AFP通信によれば29日、首都フォール・ド・フランス付近を震源にマグニチュード7,3の地震。 秋にも大きなハリケーンがあり、今年は自然災害に見舞われつづきのマルチニックだ。 怪我人のほか、イギリス人の死亡者も報告されたが、後に地震と無関係と修正…

冬じたく

気温が10度を切ったので、今年もまた植物たちを部屋の中へ。 この一年でまたひと回り育ってしまった彼らを入れてやるのは大変だ。 パパイヤは今、身長160センチぐらいだけれど、去年の写真を見ると140センチ台ぐらいに見える(トラックバック参照)…

社会の縮図

やはり今日のこの日、地元の駅に降り立つとテレビ局の報道車とパトカーがあちこちに。 本人の罪はもちろんのこと、夫の社会的身分を自分に投影して恥じない妻ほど不快なものはない。 だがそうした存在は、程度の差はあっても、どこにでも見られるものだ。 そ…

空から星が降ってくる(西ドイツ=オーストリア、1961)

主演がイナ・バウアーだからといって、昼間っからテレビでしょうもないB級映画をと思いつつ、いろいろ見どころがあるではないか。 興行師ものといえば、ブロードウェイを舞台にした30年代の娯楽大作『巨星ジークフェルド』があるけれど(確かプイグの小説に…