2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

今年の反省

ひどい一年だった。 私は精神的にヤワなので、つらさも募るとつい「死んだほうがまし」などと思ってしまう。 だけど今年はいじめ問題がらみの自殺者が極端に多く、知恵もなく広い世界も知らない子どもたちは可哀想というほかないのだが、大人が不祥事などの…

金井美恵子『快適生活研究』

ポール・ギルロイのサイコロみたいに分厚い『ブラック・アトランティック』も読まなければいけないし、図書館から借りた貴重書、ルネ・マランのBatoualaにも目を通さなければいけないし、他にもいろいろあるけど、年末に少しぐらいこういう類を読んだってい…

全日本フィギュア

今年最後のホットヨガ。 久しぶりのロングレッスン(90分)に行ったら、プログラム見直しでぐんとパワーヨガっぽくなっていた。 筋肉の使い方などていねいな指示(と、その分長いキープ)があり、いつにもまして「効いたー」という実感。 足裏は親指の腹で支…

全日本フィギュア(女子フリー)

昨日の高橋同様、今日の浅田真央はすばらしかった(211.76)。 ジャンプももちろん、真央ちゃんはもともとの体形がほんとに伸びやかできれい。 だからすっと脚を上げるだけのスパイラルなども、見ていてほうっとため息をついてしまう。 ちょうど『眠れる森の…

文藝ガーリッシュ

近頃「文藝ガーリッシュ」なる分類がある。 森茉莉に金井美恵子にマンディアルグにコレットに…。 要するに(一般的な)男には評価されない文学ってことかな。 どうやら俺も経てきたものばかりだな。 リストはまだまだ続く。 多和田葉子の『ヒナギクのお茶の場…

バブル文化論

原宏之著『バブル文化論―〈ポスト戦後〉としての一九八〇年代』、読み終わる。 80年代よかったよね、みたいな意見、またもっと下の世代で、知的オタクの萌芽の時代として褒めたたえる意見など聞くたび、私は内心「そうお?」と思ってきた。 でも本書はそうい…

巴有吾有閉店

神楽坂下の喫茶店・巴有吾有(パウワウ)が来週で閉店するそうだ。 通うということはなかったけれど、店の雰囲気が味わい深く、この15年ぐらい何度も足を運んだことがあるから何だか寂しい。 ずっと昔、日仏学院に通っていた頃は、授業後クラスの人たちと来…

バブル文化論、キャンディーズ、魂萌え!

気づいたら、9月上旬からカウントしていたpvが1万を超えていた。 見ているのは知り合い3人か4人、それに加えて「咳、ツボ」とかの用語検索で表示される「いちげんさん」だけだと思っていたけれど、他にも来てくれる人々がいる様子。 他人へのサービスで書い…

みかん湯

冬至の今日、またしてもゆずを買いそびれたので、代わりにみかんの皮を浮かべる。 皮の表面に楊枝でぷつぷつ穴を開けると香りがいい。 白い筋が浮くのがいやなら布袋に入れればいいけど、ダイレクトに入れたほうが気分が出る。 ・ 尻しずめぷくと浮く月消え…

ニュージーランド蜂蜜、ドクちゃん結婚

相変わらず喉が痛くて危ないので、ピービーズで天然のいい蜂蜜を買う。 ここはニュージーランドの蜂蜜ばかりを集めている店。 カウンターでお店の人が10種類ぐらいの蜂蜜を試させてくれた。 いろいろ舐めているうち味がわからなくなるも、私が選んだのは「サ…

フィギュア・グランプリ・ファイナル(フリー)

日本勢は全員、ノロウイルスかインフルエンザにやられてしまったのではないか。 失敗というよりは、誰も力を出せなかったという感じ。 特に吐き気を押して演技した高橋大輔は痛々しかった。 そんな中、よくも4回転トーループとトリプルアクセルを着氷させた…

改正教育基本法成立。

法案の徹底審議を求める署名にも参加したが(18,000名が署名)、大きな流れに変化はなかった。 新たな基本法により、むしろ大きな流れの側にいる人々がとばっちりを受ける。 こうしてぐんぐん管理的な格差社会が進む中、自分はそのどこら辺に位置しているの…

フィギュア・グランプリ・ファイナル

首位の浅田真央を安藤美姫が約2ポイント差で追う。 男子はジュベールがトップ、高橋が追う。 ミキティと高橋のストレートライン・ステップが似ていると思っていたが、よく考えたら(考えなくても)二人は同じモロゾフコーチの指導を受けているのだ。 ニコライ…

シルヴィ・ヴァルタン、椿油

うっすらとほの暗い夜明けと同時に家を出て、日暮れ後に帰宅する。 何だか忙しくて、ドーハの大会も見ていない。 シンクロと女子サッカーを見たかった。特にシンクロの中国は、ワールドカップで強くなる片鱗を見せていたので、その後の成長を見たかった。 帯…

NANA

テレビでやっていた『NANA』がかわいくて全部見てしまう。 作品の質・内容の深さとかいうことより、「現役」としてリアルタイムで見た人には、何十年経っても懐かしく残るタイプの映画なんじゃないかと思った。 中島美嘉の「彼」っぽさと女の子っぽいはかな…

論文添削、キャンディーズ、葉の雨

季節恒例、膨大な小論文添削のお仕事。 やってもやっても終わらず、気が遠くなる。 それでもフランス語・フランス関係の人気凋落に伴い、年々受講者数、すなわちお仕事量は減っている。 いずれにしろ、自宅でできる仕事なのはありがたい。 最近は一回外食す…

クリント・イーストウッド『ミリオンダラー・ベイビー』

準備しなければいけないことがいっぱいで時間との闘いをしている途中、東京12チャンネルをつけたら、吹き替えで『ミリオン・ダラー・ベイビー』(2004)をやっていて、つい全部見てしまう。 あまりに打ちのめされ、号泣。 たくさん読み進めなければいけないマ…

?フランス5出演感想

この前書いた書評の掲載誌が届く(「新潮」)。 マルチニック人の友人に、以前ちょい役で出演したドキュメンタリー番組(『日出ずる国のアンティーユ人たち』のDVDを見せてもらう。 パソコンでの再生で、何でだか音声がほとんど出ないから映像しかわからない…

ラデュ・ミヘイレアニュ『約束の旅路』(2005年、フランス)

試写。原題はキャッチコピーに生かされている通り、Va,vis et deviens(行け、生きろ、生まれ変われ)。80年代ロシアのすばらしい名作『動くな、死ね、蘇れ』を意識してるのだろう(そういいつつ、あの監督の名がどうしても出てこなくて気持ち悪い。たくさん…

楽しい病弱ライフ

週末、狭く乾燥した研究室に籠もっていたら、やはりてきめんに咳き込みが始まってしまう。 腰のあたりもいやな感じにだるい。 左の乳首から斜め下に向かって、赤いミシン糸で直線縫いをしたように帯状疱疹ができており、「やっぱりね」と呟いている私がいる…

NHK杯男子

今回男子はまともに見ていなかったけれど、高橋大輔が格段によくなっていた。 この人、もともとダンス感覚のステップさばきはすばらしい。 さらに堂々たる4回転をはじめ、ジャンプにも確実さと凄みが出て、トリノの時の二線級ではなく、まさに世界のトップ…

NHK杯

浅田真央ちゃん優勝。 総合で自己ベストの199、52ポイント、フリープログラムとしては133、02ポイントの高得点。今シーズン初めてのトリプルアクセルも何とか成功させる(ややバランス崩したけれど)。 去年やっていたトリプルアクセルとトーループのコンビ…

同じ星の人、アボカドの贈り物

待っていたエレヴェーターの扉ががーっと開いたら、中からあの批評家が。 「私たち、同じ星の下に生まれたってことなんですね」と後姿に向かって心の声を呟く。 この批評家とまったく同じ日に誕生したという秘密を後輩に打ち明けたら、「ああ、そういえば性…