2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2009年のまとめ

年末最後の二日は、景気づけの意味もあって、猛然と料理をする。 ・ 2009年をふり返って。 新しいことをやりたいとつねに思いつつ、力が足りずに目前のことで手いっぱいだった。 やったことは博士論文の提出。それと介護。そのくらい。 ・ いつの間にか六つ…

夢七夜

肩の荷が少しおりたのもつかの間、日替わり(時間替わり)でショックを受けたり、盛り上がったり、不安になったり、怒り狂ったり、緊張したりし続けたので、その間、悪夢を見続けていた。 ・ 拷問されて千切れた指の先が無数にぶら下がる、狭い小部屋にいる…

論文提出と素敵なマツオさん

疾風怒濤の一週間を過ごし、気がつけば年末だ。 博士論文を提出したのもそのひとコマだが、もうずいぶん前のことな気がする。 最近になり気づいたのだが、博論は書いただけではだめで、出すにはいろいろと書類が要り、それを揃えるのが(私には)ものすごく…

果たし状とサンキューメール

授業運営のことで、腹に据えかねる、というと月並みだが、マグマのように透き通った赤に燃え上がる怒りがあり、ついに学長宛てに果たし状を書き送ってしまった。 初め学長に送ろうと思い、しばらく考えてそれはやり過ぎではないものの先方も困ると思い、教務…

シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン・カンパニー『聖なる怪物たち』

18日、林懐民がギエムに振りつけ、カタック舞踊の踊り手アクラム・カーンとコラボする話題の作品の日本初上演を観る。 チェロやパーカッションの楽器演奏やヴォーカル、哲学的だったりコミカルだったりするセリフの入る、いかにもヨーロッパのインテリが好み…

火の用心

訳あって、生まれて初めて町内の夜警活動に参加した。 総勢4名。 先導するおじさんの拍子木に続き、「ひのーーようじんーー」と声をあげ、町のすみずみまで練り歩く。 住んでいるのは江戸時代から続く、総戸数300世帯ほどの小さな町。 それがこういう輪郭…

裁縫解禁

一日だけ裁縫を解禁して、ミシンを出した。 一度出すと10時間ぐらいやってしまう。 前から懸案だった黒ワンピースの襟を作りかえる作業。 エステートセールで1,5ドルで買ったわりにはウールジョーゼット風の上等なものだが、キッスのエース・フューレイの…

フレデリック・ワイズマン『パリ・オペラ座のすべて』

最初に観たワイズマン作品、『チチカット・フォーリーズ』(1967)はマサチューセッツ州の精神障害者用刑務所を撮ったドキュメンタリーで、無造作に指に煙草をはさんだまま患者を「診察」する医者の姿が強烈な印象として残っている。 刑務所や学校、福祉施設…

清野とおる『東京都北区赤羽』

アカバネーズとしては当然押さえておかねばならない作品。 その第二巻に赤羽自動車学校が登場する。 ・ 蘇るのはそこへ通ったひどく暗い日々、どぶに捨てた30万円…。 なぜ30万円もかかったかというと、いろいろ前へ進まず半年も通ったからである。 最後…

里芋のグラタン

グラタン・ドーフィノワを里芋で作ってみた。 あまりの美味しさに自分は天才ではないかという気が急にしてくる。 グラタンって滅多に作らないのだが、冬になるとこういう熱々でほくほくしたものが食べたくなる。 前から里芋で作ってみたかった。 ベーコンと…