2009年のまとめ

年末最後の二日は、景気づけの意味もあって、猛然と料理をする。

2009年をふり返って。
新しいことをやりたいとつねに思いつつ、力が足りずに目前のことで手いっぱいだった。
やったことは博士論文の提出。それと介護。そのくらい。

いつの間にか六つの大学の非常勤となり、「先生」業がそれなりに忙しい。
それぞれの授業のほかに、進路指導や卒論指導もなぜか(行きがかり上)している。
どれも手を抜けないので、時間がかかる。
最初から大学院に進んだ人には当然の職業なのかもしれないが、私は将来自分が大学で教えることになるなんて若い頃には1ミリも予想しなかったので今驚いている。
そして実感するのは、「先生」というのは、つねに教室を仕切ること、指導的・啓蒙的なコメントをすることを強迫的に求められ続ける存在だということだ。
だから「先生」は「先生」の性格になってしまうのだろう。
(社会人学生のクラスに高校教師などが学生として混じっていると、なぜか教室に「先生」が複数いることになってしまう。これは客観的な気持ちで見ていると、滑稽でいただけない)
そうならないよう、つねに「先生」である自分とは距離を置きたい。
教える、というか、何かを相手に提供するとしたら、新しい視野とか知恵でありたい。
指導的な態度ではなく。
肝心のこちらの中身が薄いのが大問題。

それはそれとして。
来年は今年以上に自転車操業になりそうだが、なんとかもう少し自分の流れを作っていきたい。