古本

本を80冊ぐらい処分する。といってもまだ途中で、昨日につづき今日も最寄のブクオフに33冊売りに行って1030円だった。片づけるのが目的だから安くてもいいけれど、ブクオフの出現で古本市場はすっかり値崩れしたとか。何しろ新しいこと、きれいなことが価値のすべてで、店側に希少本を見分ける目など期待できない。人文系や洋書などは大学近くの古本屋まで持っていったほうがいいかなー。
整理しながら、しりあがり寿と西家ヒバリの『底抜けカフェテラス』をぱらぱら見てたら、おかしすぎて爆笑しながら全部読んでしまう。新潮社の書評誌『波』の昔の号では、首相になる前の小泉純一郎議員と林真理子の対談があり、「都合のいい女が一番」とかナメくさった発言の嵐にひとしきり怒る。林真理子もキャーキャー取り巻きぶりを発揮していてひどかった。こんなことをしてるから、なかなかはかどらない。
処分のおかげで、床の上に5列駐車ぐらいだった本が2列駐車になる。今まであまりにぐちゃぐちゃで、必要なときも見つからず研究にも差し支えていたのが整理され、馬鹿な本が減った分、研究者っぽい書棚となった。「掃除ができない人間にろくな人生は送れない」と細木和子がよく威張っていってるが、自分の激しい整頓下手を思うにつけ、こればかりは本当かもしれないとよく思う。