背中が緩んだ分、腰が痛みを感じるようになり、体全体がだるい。施術士さんが言っていた通りの反応。鬱病の友人から3ヶ月前にもらっていた手紙の返事を、一日かけて、気を使って使って使って書き、疲れ果てる。人とのことはほんとに手間がかかるものだ。
夜はテレビでフィギュアのフリーの演技。この激戦のなか、村主章枝がトップに立ってほんとによかった。やはり他の選手にないオーラがある。今日はミスがあったが、安定感ある荒川静香は順当。上向きの中野友加里恩田美栄に比べ、不調の安藤美姫はちょっと納得行かない。
それより、浅田真央の今日の演技はエポック・メイキング的なものだった。トリプル・アクセルを二回入れたにとどまらず、トリプル・アクセルからダブル・トーループのコンビネーションという大技(こんなときこそ、伊藤みどりの専門家としての解説が欲しかったのだが、相変わらずヘラヘラして無意味な内容しか話してなかった)。ジャンプだけでなく、柔軟性と伸びやかさも抜群で、世界唯一の片手持ちビールマン・スピンの傍ら、右手でも表情をつけられる。
オリンピックのフィギュアの出場規定はしばしば変えられているし、他国のメディアもスルツカヤも好意的だったのだから、今回日本スケート連盟は真央出場を真剣に掛け合うべきだったのではないか。やはりこれだけの逸材をオリンピックに出さないのはもったいなさすぎる。実際、規定が変わる前、タラ・リピンスキーは14歳で金メダルを獲ったというのに。何だかスケート連盟は最初から上記三人しか選びたくなかったみたいだ。連盟はど根性系の山田コーチ派閥よりインテリ早稲田系の佐藤コーチ派閥贔屓なのかなとか、つい裏を勘ぐりたくなってしまう(ミキティに関しては、佐藤派閥を飛び出してはいるが)。