2011-01-01から1年間の記事一覧

なでしこジャパン、ベスト4!

夜明けから密度の高いいいものを見て感動。 優勝候補、巨人、しかもホスト国のドイツを相手によくやった。 延長戦後半、ぎりぎりの体力でボールもほぼ相手にとられていた中での丸山桂里奈のゴール! 澤のパスを受け、右サイドぎりぎりからゴールポスト左奥へ…

女子サッカーワールドカップ

久しぶりになでしこジャパンを熱心に観る。 32歳、澤の軽やかなハットトリックでベスト8進出。 もっとも尊敬する日本人女性のひとりである。 女子サッカー界のオメーロス・澤穂希、チームを勇猛に率いて進んでくれ。 次は5日のイングランド戦だ。

マイレのにおい

最近の踊りの修行で、脚がガクガク。 腰を落とした踊りがやはり断然ぐっとくると長らく憧れていたにもかかわらず、いざやってみるとこれがスクワットしながら踊っているも同然であまりにきつい。 見ている分にはこのうえなく優雅だが、見るとやるとで大違い…

ゲシタコ

小誕生日。 夏至はタコを食べて祝うことにしているので、授業の後に学生たちとタコ焼きを食べる。 家でも「今晩はタコ料理」と宣言してしまったので、さらにタコを買って帰る。 明石の高級タコをのぞけば、最近出まわってるのはだいたいモロッコ産かモーリタ…

ろうそくの炎がささやく言葉(表参道・タウンデザインカフェ)

昨夜は、朗読会「ろうそくの炎がささやく言葉」へ。 東日本大震災後の緊急企画ということで、この8月、同タイトルのアンソロジーが勁草書房から刊行されるに先がけてのイヴェントである。 ・ 小さいカフェにろうそくの炎だけがゆらめく薄暗い空間で、次々声…

梅酒ロックの日

昨日の夜、今年の梅酒を漬けた。 去年のものはこっくりといい味に仕上がったが食事時には甘すぎるので、今年のを減糖して食事用に。 和歌山産の青梅1キロ、ブランデー1,35リットルに氷砂糖300グラム。 毎年ブログに書いておくと、分量など備忘録になって…

『パイレーツ・オブ・カリビアン』とティム・パワーズ『幻影の航海』

カリブ海研究者の風上にもおけないと言われそうだが、『パイレーツ・オブ・カリビアン――生命の泉――』を劇場で観る。 映画としての評価はさておき、ジョニー・デップの動きや声を大画面で観賞できて満足だ。 ・ 今回の作は、ヴードゥーの世界とヨーロッパの聖…

昨日の失態

明け方まで筋肉痛で眠れず、うとうとっとして目が覚めたら、1限の授業開始50分前だった。 いつもは2時間みて、通っている大学である。 起きて5分で家を出たら、泣きっ面にハチでJRが遅れていた。 しかも、私鉄に乗り換えずに、車で行くには最寄りと思われるJ…

『すばる』6月号

遅ればせながら、6月号の『すばる』を読む。 パトリック・シャモワゾーによるエドゥアール・グリッサン追悼文翻訳・ていねいな解題つきと、新連載・今福龍太「ジェロニモたちの方舟」がたがいに呼応しているようで、カリブ海に興味のある人は必読。 ジャズ・…

新連載小説

今、ひそかにホットな雑誌『北と南』第2号が出ました。 大特集「東京」の一端として、norahの小説「レッドダート・ブルーズ」が掲載されています。 初めての連載小説です(一回でおさめるには長くなりすぎただけという噂も…)。 ある人に「赤羽の神話学だね…

瓢箪からウリウリ

先日、頼んであったウリウリが届く。 楽器を買うなんてどれだけ久しぶりなんだろう(しかもこんな…)とずっとわくわく待っていて、ハワイから送られてきたその日に受け取った。 ・ ウリウリとは、瓢箪のなかにじゃらじゃらするものを入れ、持ち手に大量の羽…

逆さ言葉さまざま

授業で『パリ20区、僕たちのクラス』Entre les mursを見せる。 20区の(原作では19区の)中学を舞台に、そこに通うアフリカ系、カリブ系、中国系など出身もさまざまな生徒たち24名を主人公にしたドキュメンタリー仕立てのフィクション映画だ。 一教師として…

ハイチ大統領の音楽

あまり注目されていないが、コンパのミュージシャン、「スウィートミッキー」ことミシェル・マルテリーが先月ハイチ大統領に当選した。 人気歌手というふれこみのわりに、ほんの最近までアマゾンで検索しても共演者として参加しているワイクリフ・ジョンのア…

明日香村

関西地方のなかでは奈良県が好き。 そして明日香村はもっとも気持ちがいいと思う場所のひとつだ。 天気のいい連休の一日、たっぷり歩いてきた。 15キロぐらい歩いたかな? ・ 聖徳太子が生まれたとされる橘寺に、二面石という石がある。 ひとつの四角い石の…

メリー・モナーク・フェスティヴァル2011開催中

毎年、ハワイ島ヒロでおこなわれる世界最大のフラ・フェスティヴァル、「メリー・モナーク」本大会が日本時間の昨日から始まった。 ハワイのテレビ局、KFVEのサイトで連日生中継が見られるのがうれしい。 連日、日本時間の午後1時ぐらいから夕方までです。 h…

「詩人たちの春」(続き):日仏学院

何度か足を運んでいる「詩人たちの春」のシンポジウム。 昨日は仕事の帰り、だいぶ遅れて到着したら、運よく和合亮一の朗読「詩の礫」をはじめから聞くことができた。 ツイッターで(進行方向と反対向きの断片で)読んでいた福島をめぐるこの長編詩、塊とし…

「ポリフォニー:関口涼子/朝吹真理子/渋谷慶一郎(東京日仏学院)

詩人、小説家、作曲家による朗読と音楽のパフォーマンス。 フェルナンド・ペソアの婚約者への手紙を素材にした関口涼子の詩のテキスト、Adagio ma non troppoを、ふたりの作家が声を違えて朗読する。 一方がフランス語で、一方が日本語で、ひとりの声は淀み…

リスボン地震

ヴォルテールの「カンディードまたは最善説」5章、6章あたりには、1755年11月、ポルトガルのリスボンで起きた大地震と津波にかんする記述がある。 今回の地震によく準えられているようで、人と話していて確認したくなったのだが。 記述としては面白い。荒波…

我欲を捨てろ!(石原知事4選当確)

へえー、この期に及んでまだこの人でいいんだー、みんなって。 震災直後、しかも選挙を目前にした時期にこの人がくり広げた(信じがたい/いつも通りの)さまざまな暴言に、ああポピュリストのこの人ももう時代の空気が読めないのだな、老いぼれたなと思った…

読んだ言葉/読めた言葉

然し廃墟に生き残り、何か抱負を持っていたかと云えば、私はただ生き残ること以外の何の目算もなかったのだ。予想し得ぬ新世界への不思議な再生。その好奇心は私の一生の最も新鮮なものであり、その奇怪な鮮度に対する代償としても東京にとどまることを賭け…

福島原発事故によせて

現在進行中の原発事故を前にしながら「識者」たちから発せられる楽観的なコメントの根拠はどこから来るのか。 昨日の朝日新聞に載っていた小宮山宏前東大総長のインタビュー(「科学技術は負けない」)記事を読み、あらためて感慨を持つ。 「私は押さえ込め…

現代詩手帖4月号 追悼特集エドゥアール・グリッサン――〈全-世界〉の方へ

エドゥアール・グリッサンが亡くなって2ヵ月近く経った。 死去後に出された中身の濃い追悼記事の数々に目をとおしていて、これらをまとめて訳したら日本であまり知られていない作家の像と思想が理解されやすいのではないか、これから作家を知るいい機会とな…

異例の新学期

早稲田大学の新学期授業は、ゴールデンウイーク明けの5月6日から。 他の大学は、4月後半からになったところ、まだ未決定のところ、いろいろだ。 マンモス大学だと日本中から学生が集まり、当然被災地の出身者も多いだろうから、しかたない措置なのだろう。 …

3.11以後

3月11日以前と以後とで世界がまったく変わってしまい、言葉をうしなった。 本州が230センチぐらい移動したことでも、その変化ははっきり刻印されているけど。 戦争ってこういうことなのか、人生初めて体験した。 それにしても、つくづく核とは切っても切れな…

みんな花粉のせい

飛翔する花粉のせいなのか、なんだかひどく退嬰的な感じでどうしようもない。 Gyao!の無料視聴でついアニメ『ベルサイユのばら』を(ついでに『妖怪人間ベム』まで)見たら、すっかり小学6年生の気持ちに戻ってしまった。 思えば、アッサンブレ・ナシオナル…

確定申告終わる

厳密にいえば申告が終わったのでなく書き終わったのだが、ようやくすっとした。 去年は2世帯分やったので、キーッと頭を掻き毟りながらももっと早いうちに済ませてしまった。 今年は自分の分のみなので楽だとタカをくくっていたけれど、毎年のことながらこの…

罪作りな2月

年が明けるとあっという間に1月が終わるが、2月に入った時はまだ年始だという気持ちでいる。 だけど2月は短すぎて、すぐ3月の年度が終わり、ああ今年も4分の1終わってしまったと愕然とする。 4月から7月までの学期中は猛然と走り続ける綱渡りの日々…

映画の会

今日の映画の会は私がモデレーターにつき、カリブ海地域、特にフランス語圏をめぐる作品をいくつか用意しました。 1、ロバート・フラハティRobert Flahertyの『ルイジアナ物語』Louisiana Story(1948,U.S.A) 2、マヤ・デレンMaya Derenの『神聖騎士』Divin…

カダフィ大佐

物心ついた頃から知る最後の独裁者失脚の時が近づいている。 私の時事的なものへの目覚めは早かったから、相当に昔から知っている有名人である。 自分にとって、キムジョンイルはもちろん、ムバラクなどは全然最近の人だった。 あの頃、カダフィ大佐(あの頃…

ペイル・ライダー

クリント・イーストウッドの映画(主演もしくは監督・主演)を三本もぶっ続けで観てしまう。 『荒鷲の要塞』(Where Eagles Dare 1968)、『センチメンタル・アドヴェンチャー』(Honkytonk man, 1982)、『ペイル・ライダー』(Pale Rider, 1985)の三本。 イー…