梅酒ロックの日

昨日の夜、今年の梅酒を漬けた。
去年のものはこっくりといい味に仕上がったが食事時には甘すぎるので、今年のを減糖して食事用に。
和歌山産の青梅1キロ、ブランデー1,35リットルに氷砂糖300グラム。
毎年ブログに書いておくと、分量など備忘録になって便利だ。
それで気づいたのが、今年も去年も一昨年も偶然6月9日に漬けていることで、せっかくなので「梅酒ロックの日」と名付け、今後も6月9日を梅酒を漬ける日と定める。

私は冬至夏至を基準に一年を考えており、夏至のある6月を12か月のなかで一番重視している。
仕事が最高潮にてんやわんやで混乱をきわめ、湿気や細菌に弱いので体調がすぐれず、にもかかわらず、日の長さと夏の気配に幸福感に満たされているのが今月である。
信じられないくらい「あ」という間に終わってしまう。

そういえば昨日、ロマンスカーの一番前に座れた。
線路をひたすら滑ってゆくのが楽しくて、電車の運転士になりたい人の気持ちが少しわかったが、いつかの夜最後尾で味わっためくるめく銀河鉄道体験には及ばなかった。
そして途中ふと「今誰かが線路に飛び込み自殺したらもろに目にするのは自分だ」ということに気づいてしまい、急に怯えた。
こんな、電車の前方で何が起こるかわからないのに前の見張りを私に任せて、運転士はどこにいるんだかもわからないなんて大丈夫なのか?

それでもやはり、はるか遠い消失点に向かって収束してゆく線路と電線の描く図形には目を見張るなあ。
それと小田急線の登戸から梅が丘の間は、駅のかたちがすばらしい。
あと、電車が通り抜けてゆく、複数の同じかたちの鉄の門みたいなもの、これのかたちもすごい。
これの呼び名が前から知りたいけど、誰か教えてくれないだろうか。
以下はケータイのいいかげんな写真だが、ほら、この図形すばらしいでしょう。
喜多見駅、美しい。