みんな花粉のせい

飛翔する花粉のせいなのか、なんだかひどく退嬰的な感じでどうしようもない。
Gyao!の無料視聴でついアニメ『ベルサイユのばら』を(ついでに『妖怪人間ベム』まで)見たら、すっかり小学6年生の気持ちに戻ってしまった。
思えば、アッサンブレ・ナシオナルとかエタ・ジェネローとかジュ・ド・ポームとか、最初にフランス語に触れたのはこの世界でだなあ(カタカナだけど)。
ついつい懐かしい気持ちでリンクにリンクをたどり、今時のウェブの世界には「サイドストーリー」などというものが溢れているのを知る。
ついついいくつか読みふけってしまう。
ニヤリ、これなら俺様のほうがうまく書けそうだぜ、と一瞬は思ったが、実はものすごく奥が深い。
じゅうぶん文学といっていいもの、背景が背景だけに19世紀初め頃の小説の趣をもつものも。
こんなに書けるなら、オリジナルな自分の作品書けばいいのに、この偏愛さが潔い。
ついついフランス語サイトのfanficなるものも探し当てると、『ベルばら』だけでもものすごい数で、そんなに世界的なものだったのかとびっくりする。
日本のサイドストーリーが大方ロマンチックな路線、笑いを誘う路線だとすると、こちらはポルノ、エロ一色である(膨大な数あるからたまたまかもしれないが)。
えーっ、オスカル様がそそそそんなことーと、ついつい6編ぐらい読んでしまう。
これはフランス語を学びたい人でファンの人だったら、モチベーションになって読解力上がると思う。

何だか私も書いてみたくなってきた。
サイドストーリーなどと金輪際わからないようなスタイルで。
フランスのウェブ路線にしてみるのもいいかな。
まちがっても本名やnorah-mでは出さないようにしよう。
それにしても、何をしてるんだろうな、自分。