2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

愛について

「愛」のお題をいただく。 愛のことなんか、ここのところまるで考えてなかったよな。 それとも、すべては大きな意味で愛についてなのかしら。 しかし『トリスタンとイズー』関連というのだから、やはりここは限定的な愛について語ることを求められているのだ…

健康診断?

本末転倒だよなと毎度思いながらも、健康診断を受けたあとはほぼ必ず寝込んでいる。 何本も血を採られて虚ろになるし、造影剤を映しやすくするための筋肉注射は腕がますます痛くなるし、目がかすむし、喉がからからになる(しかもなぜ注射でそんなことができ…

近所のプチ神様

雑誌「Planted」の付録でついていたペチュニアの種を蒔く。 大型のプランターをふたつ買う。 ・ 新聞によれば、南麻布の住宅街に、昭和はじめから個人が経営する釣堀があるらしい。 これからの季節、楽しそうだな。 「休日は家族連れやアベックでにぎわって…

聖火リレーに寄せて

長野で北京五輪に向けての聖火リレー。 政治問題絡みでここまで不穏なオリンピックは1980年のモスクワ大会以来ではないかと思うが、どうもコメントの歯切れが悪くなってしまうのは、自分が35年におよぶオリンピック・ウォッチャー(というかオタク)だから。…

グルーポ・コルポ「パラペロ」「オンコト」(Bunkamuraオーチャード・ホール)

パウロ・ペデルネイラス率いるブラジル(ミナス・ジェライス州)のダンス・グループ、グルーポ・コルポの初来日公演。 いずれもブラジルを代表する音楽家、トン・ゼー/ジョゼ・ミゼル・ヴィズニック(「パラベロ」)、カエタノ・ヴェローゾ(「オンコト」)…

プロフとは

プロフを巡って少年が殺傷事件を起こしたとのことだが、プロフとはうちでは羊のピラフのことだ(プロフとピラフはたぶん同じ言葉なのでしょう)。 ウズベキスタンでこの料理を食べ覚えてきた家族が作ってくれ、私も覚えた。 羊肉と人参、玉ねぎ、干し葡萄を…

赤い泥

エドゥアール・グリッサンによるすばらしい追悼文を教えてくれた人がいた。 瞼の裏にバラタの山道、バッス・ポワントの荒々しい海の景色が広がってゆく。 (その激しさは実地で知った。揺れる船になだれ込んでくる塩辛い海水で頭からジーンズまでびしょ濡れ…

葬列

親しい者たちとの一夜が明けると、パパの亡骸はなつかしい家を後にする。ちょうど今から半世紀前パパがつくった政党の、現役の党員たちが棺をかつぎ、人々が待つ首都に向って歩み出す。白を纏った党員たちは、片方の手に深紅のバリジエを掲げている。細い首…

セゼール追悼

個人的には、この数年、身近に親しんできた作家のひとりである。 決してよい読者ではないにしろ、『帰郷ノート』('39)の詩の言葉の緊張感と激しさには惹きつけられ、『トロピック』誌や『正当防衛』誌に発表された若い時代の文章にも強い印象を受けた。 後…

エメ・セゼール死去

エメ・セゼールが17日早朝、マルチニックの病院で死去した。 94歳。 訃報が伝えられると同時に現地ではテレビの娯楽放送が自粛され、17日は島全体が喪に服した。 ミシェル・アリオマリ内相は、国葬とすることを発表。 身内での通夜を済ませた後の18日午後、…

ネーネーズのアン・ドゥ・トロワ

発見したのだが、キャンディーズの名曲「アン・ドゥ・トロワ」で「アン、ドゥ、トロワー、今がそのとき、もう戻ーれないー」の部分は期せずして沖縄の音階になっており、そこだけキャンディーズでなくネーネーズが歌っているように聞こえる。 昨日来、キャン…

自分にとってのニュース

新聞記事を切り抜くという爺むさい習性があり、本職に無関係なあれこれが卓上に散逸しているので整理。 ■集中力のため学者も薬漬け? 英誌ネイチャー「5人に1人がリタリンなど服用」 ―――もしかして周りの人たちも飲んでいるのかしら、だから自分だけ精神集…

セゼール、危篤状態から脱出

危篤が伝えられ、一部ネットでは死亡情報も流れたエメ・セゼール(94)だが、Le Quotidien紙の最新記事によれば、一命はとりとめた模様。 9日、心臓疾患による呼吸困難からフォール・ド・フランスで緊急入院し、この数日は危険な状態が続いていた。 ・ エメ…

陸繋砂洲

「トンボロ」って何だっけと思ってネットで調べていたら、郊外・埼玉の写真を撮っている若者のサイトを見つけ、それがとても孤独で厳しく感動的なので影響を受け自分もと思ったが、一眼レフのカメラをもっていくのが重くて挫折した。 デジカメは家族に貸し出…

諏訪町の桜

殺伐とした明治通りのオアシスとなっていた諏訪町交差点の桜三本のうち、二本が無残にも折れていて衝撃を受ける。 一昨日は初出勤日が暴風雨でさんざんだったが、もしかしてそのせい? 先週の同じ日には、張りめぐらされた枝いっぱいに満開の花をつけていた…

@@@

数日前の朝日に出ていたコラムから。 「アットマーク」を他の国では何と呼ぶかという話。 意外に@のかたちから連想しての呼び名が多くて、イタリア語では「キョッチョラ」(かたつむり)、ロシアでは「サバーチカ」(子犬)、ギリシアでは「パパキ」(アヒル…

石井桃子さん死去

児童文学者・翻訳家の石井桃子さんが亡くなる。享年101歳。 プーさんシリーズはあまり馴染みがなかったけれど、「ちいさいおうち」や「うみのおばけオーリー」や「たのしい川べ」や「おそばのくきはなぜあかい」といった単独の小さい絵本は大好きで、今も挿…

ゲバラさんのお宅で…(アブダル・マリック)

遅まきながら、パリ生まれ、コンゴのブラザヴィルとストラスブール郊外育ちのラッパー、アブダル・マリックの「ジブラルタル」を聴く。 来日公演、興味を惹かれたんだけど、やっぱり行っておけばよかったと思う。 スラムの影響をも受けているらしいマリック…

ダンス・レッスン

某ダンスのレッスンを受けてくる。 腕の痛みで、ヨガができなくなって1年以上。 久しぶりに本格的に体を動かして、ああほんとに気持ちいい。 でもタイリとかタマウとかファアラプとか、腰のふり過ぎで腰痛になりそう。 動きやすい服装って聞いたからユニクロ…