石井桃子さん死去

児童文学者・翻訳家の石井桃子さんが亡くなる。享年101歳。
プーさんシリーズはあまり馴染みがなかったけれど、「ちいさいおうち」や「うみのおばけオーリー」や「たのしい川べ」や「おそばのくきはなぜあかい」といった単独の小さい絵本は大好きで、今も挿絵は頭にあるし、手にとってみたら文章も覚えているだろう。
「ノンちゃん雲に乗る」は名作といわれているが、読むのが少し早すぎたのか、それともあの頃はストーリーというものが全然理解できなかったらか、よくわからなかった。
いずれにしても、私を含めていったいどれだけ多くの日本人が、石井さんから読書の手ほどきをしてもらったことだろう。
高校の大先輩でもあった。
ご冥福をお祈りします。