エメ・セゼール死去

エメ・セゼールが17日早朝、マルチニックの病院で死去した。
94歳。
訃報が伝えられると同時に現地ではテレビの娯楽放送が自粛され、17日は島全体が喪に服した。
ミシェル・アリオマリ内相は、国葬とすることを発表。
身内での通夜を済ませた後の18日午後、フォール・ド・フランス市内で葬列がおこなわれ、亡骸はディヨン・スタジアムに運ばれる。
20日にジョワイヨー墓地で催される公式の葬儀には、サルコジ大統領、アリオマリ内相、セゴレーヌ・ロワイヤル元大統領候補らが参列する予定。

サルコジ大統領は内相時代の2005年、セゼールから表敬訪問を拒絶された経緯があるが、2006年に初の面談を果たし、その際に自著『植民地主義論』('55)を手渡されている。

ロワイヤル元候補、クリスティーヌ・アルバネル文化相らを中心に、セゼールをパンテオンに奉ることを強くもとめる声が多数挙がっている。
以上、情報源はフィガロリベラシオン、AFPほか。