2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャン=ポール・サロメ『ルパン』、ジャック・ドゥミ『ロバと王女』

6月に横浜で行われるフランス映画祭出品作品の試写。翻訳の仕事の待ち時間、気分転換に観る。『ルパン』は秋に公開も決まっているエンターテインメント大作。ルパン役のロマン・デュリスはセドリック・クラピッシュの映画ではおなじみで、相変わらずいかがわ…

はまぐりとダニ

はまぐりを食べたら、下唇と顔が腫れ上がった。過去にも同じことが二回ある。疲れているときのはまぐり。あさりでもしじみでもなく。上唇ではなくぜったい下唇。気分も悪くなってすぐ目が覚め、結局徹夜になる。牡蠣を食べると胃が痛くなるけれど、唇は腫れ…

スペイン

ずっとずっと翻訳。いま夜中の12時半だが、朝10時に起きてまだパジャマのまま。もう夜になってしまった。コンタクトレンズを入れて歯磨きはしたけど、顔は洗っていない。 コロ・バーストのCDを聴いていると落ち着く。擦れた声とギター。苦いオペラ(チョコレ…

息継ぎ

多和田葉子について、大学で授業した。1年生から4年生までいる。やっぱり男子がいると華があるな。女子も知的な感じ。 口頭発表や講演のようなことをすると、声の高さをどのへんに定めたらいいのかわからなくて、たいてい低すぎてしまい、しゃべりながらずっ…

国立

久しぶりに国立の町を歩いた。この季節の駅前通りは新緑が気持ちいい。わたしが知っている土地とは違って、町に品と教養があふれている感じ。 そして、お呼ばれで行ったマリーズ・コンデ・ゼミをぶっ続けで5時間半。引用されているクレオールの語彙、『嵐が…

カリブ人

4月半ばから連日仕事漬け。スペイン人の書いた変な英語の翻訳は翻訳というより謎解きに近い。スペイン語の原文とも格闘する羽目になり、合間に日本語を読み、頭がおかしくなる。煮詰まるとチョコレートとか濃いコーヒーが欲しくなるのは、昔はなかったこと。…

ちらちら虫

自分の意に沿わないが実力は認めなければならない作品を前にすると、どう評価すべきか悩んでしまう。編集者の意向はわかっているだけによけい。自分にとって異性の主人公を選ぶことはそれだけでチャレンジだ、と前に編集者にいわれた。確かにほとんどの書き…

グリッサン

数日前、TV5でやったエドゥアール・グリッサンのインタビュー・ビデオを観た。自分の場合、レシ(物語内容)よりまず詩が文学の核にあるという話、カリブ海の人間には、記憶はプルーストのようにカテドラルを築くようには行かず、川の支流をつかんでいくよ…

ヘンナ

ヘンナで髪を染めてもらう。カラリングというよりは、トリートメントのつもりでやってもらい、柔らかく、コシのある髪になったのに満足していたのだが、人に会うたび、「黒くしたんだねー」といわれるように。もともと茶系の髪の毛が黒緑色になったらしい。…

悪夢

疲れの大きな原因は昼夜続けている翻訳と他人の小説150本読み。猫をつかまえて縛り、車に轢かれるところを観察するというおぞましいのを読んだ時はほんとに気持ち悪くなり、そのまま寝たら悪夢にうなされてしまった。

整体

初めて整体を体験する。疲れている背中を中心に首、骨盤を整えてもらう。頚椎のあたりを触られて痛いと感じる部分があったのだが、整体師の女性が首ごと引っぱったり、何やら触っているうちに、痛みが消える。骨と骨のすき間がなくなり触れ合っていたのを、…