全日本フィギュア:いいかげんにしろ、塩原恒夫!

フィギュアスケート放映を楽しみにしている者として、放映枠がフジのときだけはその楽しみが半減してしまうことをいっておく。
塩原恒夫アナウンサーのモラルの低さ、競技への無理解・無神経ゆえ、またその背後にあるフジ・アナウンス部の意識の低さゆえである。
塩原アナの安っぽい演歌口調のコメント(時に絶叫)は苦笑してすませられるものではない。
浅田真央のスピンの途中で、「空から舞い降りたひとひらの雪」がどうこういうことは、趣味が悪いのレベルではなく、演技の流れを妨害していると知るべきだ。
フィギュア・ファンは八木沼純子の技術面のコメントをこそ聞きたいのに、それとかぶって「決まった!」などと絶叫する自己顕示は醜悪と知れ。
「決まった」かどうかなど、テレビの視聴者には視覚的に明らかだし、両足着氷でもオーバーターンでも「決まった」などと叫んでしまうところに、視聴者のレベルをはるかに下回る競技理解しかしていないことが見て取れる。
コメントのいちいちも悪趣味を越えて、あえてはっきり言うが頭が悪すぎる。
「天に向ってのOKサインはどんな形で届いたのでしょうか?」
ショパンの名曲はトップ・スケーターの証」
「緊張の時計が動き出しました」
「エッジから燃え上がる情熱の炎」
これらのまったく整合性のないフレーズが音楽とともに聞こえてしまい、気が狂いそうになる。
私だけでなく、フィギュア・ファンの多くから塩原アナに対しては批判があると聞く。
今すぐやめろ!

フジ・アナウンス部はアナウンサーの資質、技術、倫理ということにどういう方針をもっているのだろうか。理解に苦しむ。
国分太一も司会にとどまっている分にはいいが、なぜ競技の途中にまでシロウトでしかないこの人を介入させるのか。
いくら暑苦しくても、松岡修造の方がそうした点は断然わきまえている。
すべての局に出演している荒川静香さんはメダリストの権威でもって、フジの低レベルを叱ってほしい。