全日本フィギュア2008

昨日の全日本フィギュアには何も触れていないのに、「塩原恒夫」の検索で過去の記事へのアクセスが非常に多いので、一応今大会についてコメントしておこうと思う。

まず、塩原アナなど個人的にはもうどうでもいい。
だいぶ自重しているようではあるが、この人は根本的に世界が何もわかっていないので救いようがない。
「何も」というのは、フィギュアスケートも視聴者の気持ちもアナウンス技術も主語も述語もという意味だ。

それと、「レティシア・ユベール」での検索も多いのだが、これは6分間の練習中にあった安藤美姫村主章枝の衝突事件の参照としてだと思う。これも私にはどうでもいいことで、故意にやったことではないのだから、仕方がないではないか。運営側に目をつけられていた衝突常習者ユベールの起こした事件とは全然別物。
1991年、伊藤みどりとユベールのクラッシュ事件についてはこちら↓

http://jp.youtube.com/watch?v=FXr_xViLs-A

昨日の大会で特筆すべきは、安藤でも村主でもなく、NHK杯からの流れでもあるが、鈴木明子の躍進である。
流れとスピートのあるスケーティングに支えられたプログラム・コンポーネンツが魅力的で、国際大会の常連選手と比肩してなおすばらしい。
フリーでの『黒い瞳』、エキシビションでの『リベルタンゴ』、どちらも惹きつけられた。

それはそうと、今シーズンから採点が変な感じに厳しくなり、それが演技によくない影響を与えているように思う。
浅田真央トリプルアクセルや3回転+3回転のコンビネーションが二回転並みの扱いで大幅減点され(エレメント合計で54,67)、無難にまとめた(といってもあれが精一杯の)村主の方が高得点になる(同62,63)、そんな採点基準では面白くない。
これでは真央ちゃんのようにチャレンジングな選手が誰もいなくなってしまうだろう。

プロトコルの詳細は↓

http://www.skatingjapan.jp/

先日現役引退したステファン・ランビエル(ランビエール)の突然の登場には驚いた。
高橋なき今シーズンの日本男子の中で、ひときわ華やかであった。