去年同様、じんましんと湿疹が広がり、何となく不快。賞味期限の短い、美味しい生酒を買い込むとこうなる(蕁クス)。
梅酒に続き、辰巳芳子のレシピでピクルスを浸けた(赤と黄のパプリカ、胡瓜、セロリ)。辰巳芳子のレシピは妙に科学的で、読むのは楽しい。実際作るのはめんどくさそうだが、作れば絶対に美味しいのだろうと信じて、一念発起して作ったわりに甘すぎて美味しくない。やはりこのレシピ、昔の人の味覚なのかなあ。
カンナはすぐに咲くけれど、ボトボト花が落ちる。やっぱり花の管理は苦手。開花と同時に枯れているような咲き方もあまり美しくない。そういえば子供の頃も、この花についてそういう感想を持っていた。それでも何だか、メラメラとした暴力的に夏っぽい感じが好きなのだ。桃太郎トマトは、市販のものの10分の1ぐらいの大きさのまま赤くなってしまった。ヘチマは枯れた。ゴーヤだけが2メートルぐらいになっている。
数日前、4月ぐらいに出た「ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール」掲載のリリアン・テュラムのインタビューを読んでいて、以前代表だったクリスチャン・カランブーのおじいさんが原住民として植民地博覧会に「出品」されたという話にショックを受ける。アンドレ・ブルトンら文学者による反対運動も虚しく、帝国フランスの誇示を目的とするこの博覧会は、1931年、大々的に行われた。各ブースでは、帝国各地の原住民が現地のままに生活する様子が見られるのである。カランブーが「ラ・マルセイエーズ」を歌いたがらなかったというのは当然だろう。
関係ないけど、リベリはジダンへの憧れが高じてイスラム教に改宗してしまったそうだ。たぶんどん底プアホワイトの人生で初めて、あまりに偉大な人に出会っちゃったのだろうな。トルシエにしてもだけど、一神教から一神教へわりと気軽に改宗する人が多いのは、日本人としては意外に思える。