セゴ、グアドループ訪問+エロのココア

特に動きはないながら多く検索いただくので書いておくが、グアドループのストは一か月を超えまだ継続中。
サルコジの声明の後、LKPが態度を緩めることはなかった。
週末には元大統領候補・社会党のセゴレーヌ・ロワイヤルが島を訪問し、経営者側に200ユーロの給与増要求を飲むようアピールし、名指しこそしなかったが、ふたつの大資本が輸入と流通を独占している近年の「ネオ・コロニアル」状況を批判した。
ロワイヤルのこの指摘の実態は今回の一連の報道で詳しく知ったが、グアドループで経済的支配を続ける「ベケ」とは実はマルチニックのベケのこと。
特にバナナの輸出から商売を広げたGBH(Groupe Bernard Hayot)という企業の力が強大で、アンティユのみならずフランス本国、そしてニューカレドニア、モロッコアルジェリアなど旧フランス植民地圏に販路を広げている。
グアドループやマルチニックに進出しているカルフールルノートヨタ三菱自動車、日産なども、すべてここに委託というかたちを取っている。

GBHの取扱い商品を見ていたら「ELOT」という異国趣味なパッケージのショコラのブランドがあった。
そしてふと戸棚を見ると、何年もストックしてある同ブランドの箱が…。
それで思い出したように飲んでみると、これが美味しい。
Chocolat de communion」という商品で、要するにココアなのだが、シナモンとかカルダモンなどスパイスが効いていて、さらに練乳を加えるよう書いてあるのでそうしたら、すごく甘いけど濃厚になって私好みの美味しさだった。
GBHよ、地元で搾取している暇にこのココアを日本に輸出したらどうだ。