本が出ました

朝から左耳の奥が疼くと思ったら、雨が降るようだ。
猫みたいに天気がわかるんだよな。

ところで下のような本が出ました。
norahも一章書いています。
「性的支配」をテーマに、医療人類学、法哲学、文学、文化人類学などの研究者が領域横断的に議論し、論文にまとめたもの。
本屋さんで見かけたら、手に取ってみてくださいね。

学術書なので表紙など期待していなかったが、装丁は桂川潤さん。
(『アメリカ――非道の大陸』などを手がけている人)
本当はマルレーネ・デュマスの絵になる予定だったそうで、それだったらどんなに素敵だったろうとドキドキしつつ、デュマスを使えなかった代わりのゴーギャンタヒチの三人』もとてもいい。
後ろ向きの男の人を挟んでこちらを向いたふたりの女性。
「嬲」っていう漢字を思い出します(反対か)。
こういうハードな議論をこの絵と結びつけるっていうセンスがとてもキュートだ(編者先生と編集者の○さん)。


性的支配と歴史―植民地主義から民族浄化まで

性的支配と歴史―植民地主義から民族浄化まで