奴隷制記念日

フランスのニュースといえば大統領選一色だけど、実は今日は二回目の奴隷制記念日。
マルタ島でのバカンスから戻ったサルコジ次期大統領がシラク大統領(16日まで)と同席し、リュクサンブール公園での式典に参加した。
政府関係者に加え、サッカー選手のリリアン・テュラムバジール・ボリ奴隷制を人道に反する罪と定めた「トビラ法」制定の立役者にしてギュイアンヌ選出議員クリスチアーヌ・トビラらが出席。
ユッスー・ンドゥールがマルチニックの詩人(誰かは不明)の詩に曲をつけ、アカペラで歌を披露した。
これまでサルコジを激しく抗議してきたテュラムは式の折り、初めて次期大統領と言葉を交わし、「追悼をするのは重要なこと」と一応評価っぽくも取れることをコメントする。
サルコジはこれまで一貫してこの件に関し、「悔悟とは自身への憎悪」と言い続けてきた。
以上、式の詳細はAFP、AP、ユーロニュースなどによる。
ちなみにこの奴隷制記念日は、2001年のトビラ法以後、マリーズ・コンデやフランソワーズ・ヴェルジェスらを中心とする委員会の働きかけで、昨年シラク大統領が制定した。

昨日は真夏みたいな暑さだったが、夜、家の前でセミが鳴き出したのにはびっくりした。
カブトムシたちだってまださなぎ状態でおとなしくしてるのに。
というか、彼らは今たぶんさなぎ。
しばらくはぜったい、土換えなど余計な手出しはしちゃいけないと言われている。
幼名ももう終わりだな。
蛋白と玄白と李白パク・チャンホ(もうどれがどれだかわからない)。