WBCの準決勝、日本対韓国戦を観る。二人の完璧主義者、というか一流主義者、王貞治イチローにぎゅうぎゅうに抑圧され、縮みきっていたところに代打、福留のホームラン。あっという間に雰囲気がよくなり、調子が出た感じ。
メジャー選手でなくても、国際試合になると、急に力が発揮できるタイプの選手がいるな。福留とか、巨人の上原とか。
それより私の興味は、大アンティル諸島は野球で、小アンティル諸島はサッカーだという事実。キューバドミニカ共和国も、スペイン語圏なのに野球が盛んというのは不思議。アメリカ合衆国に近いからだろうか。小アンティルグアドループ・マルティニックは当然サッカーだ。
そうなると、大アンティルドミニカ共和国の隣国だけどフランスの旧植民地でもあったハイチで、サッカーと野球どちらが盛んなのか気になってくる。私は日本におけるハイチの第一人者と親しいので聞いてみたが、知らないと言われた。何で知らないんだ。数年前、ロナウドはじめブラジルチームが親善試合に訪れ、武器と交換にチケットを配るという企画をやっていたのは知っている。ハイチといえば、カリブの島のなかでもとりわけ貧しい国だけれど、野球もサッカーも棒切れと布切れがあればできるはずだ。