norah-m2006-02-16

この期におよんでビブリオが抜け抜けのぼろぼろなことに気づき、大学図書館に籠もる羽目に。
この寒さなのに暖房が入っておらず、指先が凍えきり震えもとまらない。それなのに調べても調べても終わらず、泣きそうになる。だいたい本を借りたら読みっぱなしで、ちゃんといろいろ控えておかないからこんな目に遭うのだ。研究の備忘録のつもりで始めたこのブログも、まとめるのが面倒くさくて雑文書きの場になり果てているし。
たまにしか来ることはないが、本郷の鬱蒼とした感じというのは、いつもながら何か陰隠滅滅とした気分にさせられる。風水的にもよくない印象があって(無根拠)、明治以来の威張りくさった男たちの悪霊に憑かれている場所という気がする。この前そう言って、現役の男子学生に叱られたが。
昨日の夕方、暖かい空気の中に雨のにおいがしていると思ったら、昨夜から今日一日冷たい雨。雨の前ぶれのにおいというのは、何から発するにおいなんだろう。湿気を含んだ土のにおいだろうか、それとも空気が重みを増してにおってくるのだろうか。
スノーボードのクロスという新種目をたまたま見る。ウェスコット(米)とズィデック(スロヴァキア)の接戦がすごく、新鮮で面白い。何でスノボに乗ってるだけで、「抜く」とかいうことができるんだ。
日本選手がユルユルすぎて見る気がしない分、外国選手のいい試合や細かな競技に目が行ってしまう。長野やソルトレークで馴染みの顔に出会うと、古い友達に会ったような気がして応援している。お互い歳とったよな、とか思う。ルメイ・ドーンよりも、岡崎朋美よりも美貌だと買っていたスピード・スケートのマリアンネ・ティメルが失格してしまったのには一緒に泣いた。