フィギュアスケート:エリック・ボンパール杯

フローラン・アモディオ(フランス)のフリー演技に釘づけになる。
フィギュアにかぎらずライヴの演技というのは何であれ、たいがいは漫然と見ているのだけど、ごくたまに思わずひきこまれるということがある。
今年初めのオリンピックではまだ粗かったけど、2010年の今シーズンから急に伸びましたね、この人。
リズム感がすごくいいし、スピードが落ちないのが爽快だし、何しろ魅力的。
あとは4回転さえあれば。

1990年、ブラジルのセアラー州ソブラル生まれ。
捨て子だったが、フランス人夫婦に養子として引き取られ、4歳でスケートを始める。
(このあたり、レユニオンが出自のスルヤ・ボナリーのいきさつを思い出す)
今年からニコライ・モロゾフが振付担当。
モロゾフという人は人格的には破綻しているように思えるけれど、そうするとやはり振付コーチとしての才能はものすごいということになるのでしょうか。

アモディオ演技後のあの歓声のなかであれだけ滑った小塚崇彦ももちろんすごいが、私はやはり優美系よりバネ系が好きなのだ。