フィギュアスケートNHK杯

今シーズン初戦のNHK杯ショートプログラム高橋大輔が78ポイントでトップ(ISUのサイトにはまだ詳細なスコアは出ていない)。
ラテンナンバー「ある恋の物語」「エル・マンボ」を組み合わせたプログラムは圧倒的に魅力的で、他の選手の演技とは別次元であった。
トリプルアクセルで手をついたぐらい何のその、いつにも増してヤンキー風の装いも個性のうちで、こんなものがどこかへ足を運ぶことなく家のテレビで見られるなんて、NHKの受信料も払い甲斐があるというものだ。

今日のプログラムはアイスダンス出身のシェイリーン・ボーンによる振付。
モロゾフの元夫人だそうだが、高橋は振付師にも恵まれている。
ステファン・ランビエールが最近振付師として売り出し中だが、高橋エキシビションの「アメリ」も注目だ。
ランビエールのエッジが深く傾いたストレートラインステップは群を抜いていたからなあ。
明日のフリーの「ブエノスアイレスの冬」(カメレンゴ振付)も期待している。
…とはいえ、真央ちゃんはじめ、今シーズンはタンゴ、特にピアソラが流行りすぎでちょっと食傷気味でもある。

もうひとり男子で注目しているのはカザフスタンデニス・テンだけれど、昨年同様、まだまだ荒削りだという印象。
とはいえまだ17歳。
この先に期待したい。