文学と文芸

それはそうと、文学と文芸とはどう違うのだろう?
文芸という言葉をあちこちで見るけれど、あまり意味がわかっていない。
自分としては文学という言葉しか使わない。
文学とは何かといえば、読むこと書くこと生きること、あるいは世界の記述の仕方かな?
それに対して文芸って何?

文芸は知らないけど、「おブンゲイ」な態度なら馬鹿にしている。
私がいう「おブンゲイ」は、蓮実先生がどこでだったか90年代頃よく言っていた、「文学」と対極の「文学主義」みたいなもので、生きる態度とは無関係に教養やスノッブ(なんかそれらしい趣味やふるまい)として文学を扱う態度といったらいいか。
そんなものならカラオケで麻丘めぐみの「アルプスの少女」を振付入りで歌う自分のほうが下らなくないように思える。

それとは違うと思うけれど、で、結局文芸って何なんだろう。
どうもしっくり扱えない言葉である。