サッカーW杯はじまる(今頃)

ひと息つけた昨日から今朝にかけ、ライブ放送と録画してあったものを合わせ、4試合ほど見た。
オランダ×ブラジル戦、スペイン×ポルトガル戦、アルゼンチン×メキシコ戦(古い!)、そしてガーナ×ウルグアイ戦。
最後の試合は朝、ニュースの結果を聞かないようにしていたのに、録画が延長戦の始まりで切れてしまい、結局ネットで結果を確認することに…。

面白かったが、疲れた。
サッカーというのは、順位をつけたらたぶん最も面白いスポーツだと思うが、本気で見始めたら日が暮れてしまう、というか夜が明けてしまう、というか一生が終わってしまうので、普段は見ないようにしている。
普段から見ていて、個々の選手の性質、能力、コンディションを把握していれば、それぞれの布陣の是非なども判断できてもっとずっと楽しいだろうと思うのだけれど。

それでも見ていて面白いのは、しばしばチーム同士が、個人の集まりというより一個の生命体同士のように感じられること。
それも感情ある生命体で、少しばかりのきっかけで猛然と勢いづくし、脅かされてパニックにもなる。
時々、ありえないタイミングで裏から飛び出してくる選手など、後ろに目がついているのかなどと訝ることもあるけれど、一個の生命体の細胞の反応だと考えれば納得がいく。

同時に自身のデザイン力がすべてなのだなあとも感じる。
もちろん監督の力は大きいが、その構想があった上での、生命体の細胞である自分たちによるその場その場でのデザイン。
これほど無限に創造的になりうる競技は他にないんじゃないか。
これは個人技ではありえなくて、複数選手の連携による団体競技でこそできること。
だからといって「団結力」とか、そんなことだけですごいレベルに行きつけるようなものでもない。