全員腰パン:男子スノーボード・ハーフパイプ

クロス(今回もウェスコットのうま過ぎる試合運びに目を白黒させた)ともども、見逃せないハーフパイプ
やはりショーン・ホワイトの技は圧倒的だ。
特に優勝を決めた後に演じた、世界初のダブルマックツイスト。
いったいもうどんな体勢になり、どういう軌跡を描いて着地してるんだか。
こういった新技を次々編み出して構成してゆく彼の創造力にも敬意を表したい。

次点のスコット・ラゴだけでなく、二度目の失敗でメダルを逃したスイスのユーリ・ポドラドチコフの高さ、スピード、技にも感動した。

決勝ではうまく行かなかったが、國母和宏青野令も上位陣に遜色のない力を見せていた。
青野の胸がすくような高さ。
國母については、先日服装とその後の会見で騒がれた時、「トリノで演技も態度も超ダサかったあの國母か」と正直思った。
ショーン・ホワイトらの演技が圧倒的なだけに、問題児・成田童夢とメクソハナクソ的ないがみ合いを続ける一方、試合はグダグダというていたらくがよけいみっともなく見えたのだった。

オリンピックでしか見てなくて悪いけど、國母、4年間ですごくうまくなったな。
ダブルコークは着地できずに残念だったが、マックツイストも10も感動的で何度も見たいと思わせるものだった。