ハイチ地震

茫然とし、自分の無力を感じるしかないハイチの地震
今週、国際的な本と映画のフェスティバル、Etonnants Voyageursが開催予定で、何人もの招待作家が現地入りしていたことを知人からの情報で知る。
http://www.etonnants-voyageurs.com/spip.php?rubrique148

招待作家のひとり、ジョルジュ・アングラードとその妻が地震により亡くなった。
昨年のメディシス賞作家で読んでみようと思っていたハイチ系カナダ人作家、ダニー・ラフェリエールは無事、フェスティバルの主催者ミシェル・ル・ブリも無事、フランケチエンヌも無事、論文でお世話になったトマス・スピアーも無事、「21世紀の知識人」の来日作家、ジャン=クロード・フィニョレも無事。

マイアミからまさにハイチ行きの便に乗ろうとしていたアラン・マバンクーは難を逃れた。
友人たちの安否を気遣い、細かな情報を書きつづったブログを更新し続けている。
http://blackbazar.blogspot.com/2010/01/haiti-ou-lenigme-dun-seisme.html

エドウィッジ・ダンティカの『アフター・ザ・ダンス』(くぼたのぞみ訳)を電車の中で読み返す。
この本で描かれるジャクメルの町は、地図で見るとポルトー・プランスのすぐ南に位置しているが、どんな状況なのだろうか。

本当なのかどうか「5万人規模」という数字は、ハイチ独立革命時の被害を超えている。