ニューボー・ロマンのために

「ニューボー・サイケン」なる表現を聞いた時、新しい債券か何かと思った。
「ニューボー」「ニューボー」と何度も聞いているうち、そうか、医学界では音読みするのかと突然気づく。
マンモグラフィというのはたとえ深刻な状況だったり苦痛をともなってもつねに笑いを含んだ文学的な装置で、「アール・ニューボー」などという命名をふと思いつく。
この装置を用いての一連の行為からは、鎖状の愉快な比喩が次々に導かれて全部言いたくなるのだが、異性の読み手の比率が高いようなのでこのへんで自粛しておく。

そういえば、もうすぐボジョレ・ニューボーの季節だな。
(苦しい)