ボルドーで奴隷制廃止記念日

最近、フランスのメディアでもあまり報道されなくなったが、昨日5月10日は奴隷制廃止を記念する日だった。
今年の公式行事はパリではなく、奴隷貿易第2の拠点ボルドーで(最大の貿易港はナント)。
アリオ・マリ内相、アラン・ジュペ・ボルドー市長、イヴ・ジェゴ海外県相らが出席し、サルコジ大統領の出席はなし。
市内のアキテーヌ美術館で関連の企画が開かれている。

奴隷商人を祖先にもち、ゆえに奴隷制の過去がある種タブーとなってきた都市でこうした記念日がおこなわれるのは、規模はともかく意義あることといえるのではないか。