豚骨爆弾

閑話休題

首のコリが尋常でなく、重曹クエン酸で入浴剤を作った。
発泡性のものが効くのだが、市販の手ごろなのは色も香りも好みでない。
発泡タイプの入浴剤の基本は、炭酸水素ナトリウムとクエン酸の合体であると知る。
それぞれだけでは発泡しないが、合体するとシュワっとなるのである。

いくつかのサイトを見て研究したところ、だいたいこんな感じ。
炭酸水素ナトリウム:クエン酸コーンスターチが2:1:1ぐらい。
スキムミルクもしくは天然塩。
キャリアオイル1と好みの精油数滴。

炭酸水素ナトリウムは重曹コーンスターチはかたくり粉のことだ。
ということで、唯一家にはなかったクエン酸だけスーパーで買ってきて、全部の材料をその辺にあったビニール袋に入れ、混ぜ合わせた。
キャリアオイルにはグレープシード、精油はそれしかなかったのでラベンダーとサイプレスを3滴ずつくらい。

それらを丸めると、湿った雪で作った雪玉みたいなふうになる。
バスボムというらしい。
雪玉を期待しながら湯船に沈める。
一瞬ののち、シュワシュワと泡が上がり、続いて浮かんできたのは大量の油だった。
あたりまえだ、雪玉には大さじ2杯以上のキャリアオイルが入ってる。
一面豚骨ラーメンの油みたい。
しかもかたくり粉のとろみもある。
ビニール袋に入っていて一緒に丸めていたらしきブロッコリのかけらも浮いてくる。
ネギじゃなくてまだよかった。
でもラーメン汁に浸かっているみたい。
くつろぐ気分の前にギトギトが気になる。

オイルなんか使わないで、重曹クエン酸だけ投げ入れたらどうなるのか。
湯の表面でシュワシュワ消えてしまうだけか。
研究の上、再度挑戦する。