騎馬舞踏集団ジンガロ、見たい

小沼純一さんがジンガロ公演の感想を書いていらして、その臨場感にやっぱり行きたい心が芽生えてしまう。
円形の土の舞台を駆けまわる何十頭もの馬とそれを操る人々がいて、会場には獣の匂いが感じられて。

バルタバスという怪しげな男率いるジンガロのすごさについては、ずっと昔批評家である上司からよく聞かされていて、見てみたくてたまらなかった。
けれど今世紀になり、夢の来日公演がついに実現すると、気持ちに行ってはだめだというブレーキがかかってしまう。
やはりこれはパリ郊外本拠地のテントでなければ違うものになってしまうのではないか、という気がするのだ。
ピナ・バウシュの「アクア」とかラスベガスの「OH!」が日本に来ることになっても同じ気分になるんじゃないか。

来日オペラ並みのチケット料金もすごく、諦めるには一番の口実に。
馬たちが間近に見られるギャロップ・シートで18000円だって!
ヨーロッパから38頭も連れてくるわけだから、コストを考えれば仕方ないか。
もっと安くて遠い席もあるが、ギャロップ・シートでなければ意味がない気もする。

ジンガロ日本公演「バトゥータ」は1月24日〜3月26日、東京・木場公園内の特設シアターで開催。
http://www.zingaro.jp/


↓下はジンガロとはまるで無関係で、馬ではなく猪たち。