備忘録:フィギュアスケートNHK杯

浅田真央が久しぶりに会心の演技で191,13。
特に最初のトリプルアクセルはこれまでの真央ちゃんでは見たことのない質のもの。
脚の筋力を鍛えてきた成果なのか、以前の成功時のするっとした軽いジャンプでなく、伊藤みどり的な力強さと高さと鋭さを兼ね備えたジャンプで、感動的だった。
この単独ジャンプ一本で、なんと基礎点8,2に1,6ポイントも加算された9,8ポイントも稼いでいる。
タラソワコーチ振付けのストレートラインステップ・シークエンスも迫力があった。
不調のときはこのパートがのろいように感じられ、息切れして見えるのだが、今日はひたすら惹きつけられた。
二つ目のコンビネーションにしたトリプルアクセルが評価されず、総合スコア的にはもう一声という気もするが、ここ何シーズンかでプレッシャーと怖さを知り停滞し始めて以降、一番いい演技だったように思う。
これでGPファイナルでは、キム・ヨナとのハイレベルな対決が見られそうで楽しみだ。