メリークリスマス・フロム・ムツキ!


今年も赤くなれなかったダメなわたし(これでもポインセチアなの)…

二日ほど熱で朦朧としていた間に、ジュリアン・グラックが亡くなっていた。
97歳。
『シルトの岸辺』、『アルゴールの城にて』、『半島』…
ある時期、とても好きな小説家だった。
地勢の描写(とりわけ架空の)が延々続く小説というのは、すごく魅了されるのだ。
グラックは地理の教師でもあったんだよな。
描写にはおぼれる反面、私は構成というのはほんとにずっとわからないできた。
根本的に世界が把握できていないのだと思う。
でも今なら前よりわかるかも。
読み返してみたい、『シルトの岸辺』(でもいったい、いつ?)。
数年前に買ったままになってるはずの『ひとつの町のかたち』をめくってみようと思ったけれど、手にも足にも力が入らず、探すまでにいたらなかった。

植物を室内に入れると、どうしても小さい虫が増えるのが悩みだが、実はその多くをウツボカズラがおやつとしてモリモリ食べてくれていたことが判明。
頼もしい。
食欲のない飼い主の分までがんばってほしい。