花蓮――歴史と夢

















大学図書館まで歩くつもりが、炎天下とどっさり背負った本の重さで途中挫折。
帰りは突然の雨で挫折。
南北線も使いつつ、それでも合計7000歩。
大学キャンパス内で蓮花展をやっていた。
蓮も睡蓮も好きだけれど、特に蓮が好き。
花びらが透きとおるようなところと、花托と呼ばれるジョウロの先みたいな部分。
火星人の部品みたいでもある。
植物のこういう奇妙な形状はとても心惹かれる。
デッサンを習っていたとき、最初に描いたのもこれだ。
のんびり見物していたら大粒の雨が降ってきて、傘様の大きな葉のくぼみに雫がたまってゆく。
光って、おいしそうで、これを見るのも好き。
ル・クレジオ原作の映画『モンド』の場面を思い出す。
足元が蓮で埋まった安田講堂アンコールワットのようであった。
思えば、ちゅうじょう姫が蓮からたくさんの糸を取り出して七色の曼荼羅を織る絵本を読んだ昔から蓮が好きだったような気がする(それとも鉢かつぎだっけ?)。
7月31日には、研究所で作られた蓮茶がふるまわれるそうだ。

大学のグッズ・ショップでは、大賀一郎博士が発芽させた2000年以上昔の蓮「大賀蓮」から作った香水「蓮香」を売っているが、同じ香りをつけたあぶらとり紙というのもあって、試しに1セット買ってみる。
天然マニラ麻100パーセントでかなり上等。
手ごろで意外な東京みやげとして喜ばれそう(なぜかライター口調)。

フランツ・ファノン東国原英夫は顔というか人相というか目つきが似ている。
総務相プーチン大統領も似ていると思う。
前者については何人かが同意してくれた。
目がイッちゃってて変態っぽいところとか、偏った欲望が炸裂してるところとか、平気で残酷なことをしそうなところとか、そんなことは別に誰もいってない。
でも顔の相というのはいろいろ表れて怖いものである。
気をつけられるものなら気をつけたい。