NHK「プロフェッショナル」吉田都

茂木健一郎の番組で吉田都を特集。
久しぶりにいいものを見た。
オーラのあるダンサーは、練習着で踊っている時、とりわけ周りから際立つ。
学校へ行こう!MAX」に出ていたセミョーノワを見た時もそう思った。
こういうドキュメンタリー番組って、それを見られるから好き。
前にABT唯一の日本人ダンサー・加治屋百合子が「(若くて新人の)私とプリンシパルと、経験以外に違っているところなんかない」と言い放っていたが(「情熱大陸」)、それは違うね。
ダンサーなんだから発言がどうあれ気には留めないが、悪いけど出ているオーラが全然違う。
人の舞台を全然見ていないんだなーと思った。
(まあでも、中田もロナウジーニョも他人の試合なんか見ないらしい。選手・ダンサーの質と、人のプレイを見るかどうかは関係ないとも思う)
吉田都だが、やはりいつもながら全身の華奢なやわらかさとパの正確さ・繊細さの合体がすばらしい。
ギエム(ギレム)同様、ダンサー人生のエコノミーに長けているところもすばらしい。
リリカルなのに職人!
(唯一、ちらっと出てきた夫が冷たそうなのが気になった(いや、あくまでイメージだけ))。
いつも崖っぷちだという都ちゃん(そんな感じだ)、ますます応援したくなった。

唐辛子のゼリー寄せみたいなものを食べる夢を見た。
あまりに辛くて咳き込んで、はっと目が覚めたら現実にもすごい咳をしていた。
こういうのは夢の状況に影響され、何となく息苦しい気持ちになって咳が出たということなのだろうか。
それとも現実に咳き込みたい気分があって、それが唐辛子の夢を見させたのだろうか。

私はブックオフにはとても悪感情をもっていて、最近の空洞な日本社会の象徴のように不気味に思っていたのだが、たまたま入ったブックオフ江古田店はとても感じがいいことを知る。
店内には落ち着いた感じのジャズがかかっている。
CDもジャズの品揃えが多い。
店員たちはあの馬鹿丸出しの「いらっしゃいませ、こんにちはー」を言わないし、やり取りを観察していてもまともだ。
棚はちゃんとした古本屋並みの分類ができている。
なのに古本屋より清潔。
私が苦痛に耐えながら本を売りに行く近所の店と全然違っていて驚いた。
意外と各店の裁量に任されているのだろうか。
それなのにほとんどの店は、あの狂ったスタイルがいいと思って踏襲してるということか。