ミシェル・ラクロジルは1915年、バス・テール出身の教師。
Revue Guadeloupeenneにしばしば寄稿。
Sapotille以外にも、同じ1960年代に主人公の肌の色をめぐるコンプレクスを描き、ジャック・コルザニに「深みのあるマヨット・カペシア」みたいなことをいわれたCajou、同じくコルザニが「グリッサンの『第四世紀』とよく似た世界を提示している」と評したDemain, Jab-Hermaを発表している。
ちょっとゴシップ的なことをつけ加えれば、1949年頃、ミシェル・レリスと付き合っていたらしい(その前年ぐらいに二人はアンティユで出会っている)。
ミリアム・ワルネル・ヴィエラは1939年、ポワンタピートル生まれ。12歳でフランスに移住。
ヴィエラ」の苗字にピンとくる通り(こないか)、夫ポーラン・ヴィエラセネガル出身の映画人。
ミリアムは1961年、夫とともにセネガルに渡り、以来ずっとこの地に暮している。作家以外の職業は病院付属の図書館司書。
Mildred Mortimerのインタビューによれば、この夫は小説と違って、ポリガミーでも、ムスリムでもないそうだ(Callaloo, 1993冬)。
Juletane以前の1980年発表したLe Quimboiseur l'avait ditは白人世界に近づきたい混血の母が黒人の夫と離縁して娘とフランスに渡り、主人公である色の黒い娘をも拒絶するというテーマ。何だか『わたしはマルティニック娘』の後日談みたいな話だ。
ひたすら暗いJuletaneで印象深いのは、家屋の中庭に植えられたマンゴーの樹。葉を茂らせ、人の憩いとなるのだが、決して実をつけることがない。
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ザ・ランナウェイズのドラマー、サンディ・ウエストが肺がんで死去。47歳。
コルセットにガーターベルトシェリー・カリー、ジョーン・ジェット、リタ・フォード、目くるめくほど遠くからの呼びかけと接触した感じ。
チェチェチェチェチェチェチェーチェリーボンブ、いつも歌っておりました。合掌。