なぜか初のテレビ出演(というか収録)。といっても日本のテレビ局ではなく、フランス5(サンク)だけど。
日本におけるカリブ海文化みたいな特集で、グリッサンの勉強会にテレビクルーが乗り込んできたのだ。
たまたま今日の発表者が私だったので、カメラの前でテキストをフランス語で朗読しろとか言われ、すごく緊張した。ディレクターに「日本でクレオール文学を研究すること」の意義についてインタビューされた先生のフランス語はさすがに見事。話の内容のレベルも高く、感動する。
ラジオだったら、マルチニークでラジオ・カライブ・アンテルナシオナルに出たことがある。広場でブレというかなりいかがわしい奴隷のダンスを踊っていたら、取材されたのだ。
―中国人ですか?―ジャポネーズでえす。みたいな馬鹿なやり取りをした後、司会者に「ここサヴァンヌ公園では、東京から来た日本人がブレを踊っています!!!」と中継されてしまった。
…そんなこんなで、論文の合間にあわててグリッサンをまとめたのに、てんやわんやでテキストをじっくり読むどころではなかった。