楽しい夏休み

夏休み初日。
まる一日休むのは6月以降初めてな気がする。

出張しての逆読み文学史の集中講義をようやく乗り切り、抜け殻のよう。
12コマぶっ通しはさすがにきつかったが、終わる頃にはランナーズハイ状態になり、この耐久レース、どこまで続けられるかチャレンジしたい気にもなる。
じっさい、準備に盛り上がりすぎて時間内では割愛せざるをえない材料も残っていたから、あと4コマ(一日)分ぐらいは行けたのではないか。

でも、たぶん声が完全に出なくなるな。
喉がやられることを見越して最初からおおむねマイクを使ったけれど、それでも帰宅したら声が潰れてしまっている。

準備にあてられる時間が短くてほんとにハードだったけど、次々思いついてしまい、目から炎を出しながらも予想外にたくさんのものを初めて読んだり久しぶりに読み返したりできて収穫が大きかった。
ゴールディングの『蝿の王』なんて、読む日が来るとは思っていなかったが、成りゆき上読んでみて、読むべきものだったことに気づけてよかった。
中上健次の『野性の火炎樹』など、80年代にブルータスで連載されていた時以来に目を通した気がするけれど、これももっと読み返されるべき重要な作。

などといろいろ感慨もあるが、今しばらくはヘロっとしたいと思っていたら、今月末しめきりのものがひとつあるんだった。
あと二日。
でも今日のところは、近所のトイプードル2匹と思いっきり遊ばせてもらったりして脱力して過ごす。