非常勤ブルース

熱を出しながらの仕事で地獄の一週間。
楽しみにしていた「群島――世界論:音響編」にも足を運べなかったし、W杯も思うように見られない(体調悪化の一因ではあるけれど)。

こんな時に歩いて行ける大学というのは本当にありがたく、いざとなればタクシーでも初乗り料金と思えるだけでホッとする。
一方、早朝から整列乗車で川を超え、午後また大あわてでもうひとつ超えるとなると道中含めて本当につらい。
かたや、1コマ1時間半の授業のために2時間外出するだけで済むのに対し、3コマ計4時間半のために12時間!

最近は7月末ぎりぎりまで15週の授業を義務づけてくる大学が多いが、仕事をかけもちしていれば補講なんてそうそうできない。
学生は生理痛だ対人恐怖だと平気で休みを主張してくるけれど、こちらは休講なんて一度もするなといわれているも同然だ。
しかも今週は、労力に比べればバイト並みの給料を「正しい時期」にもらうために神経をすり減らす交渉をした。
「俺はひと月3万弱」とすらならないケースもあるのだ。

(文をまとめようとするも力尽きる)