介護文学

目前の義務にどっぷり浸からなければいけない時ほど、全然関係ない本を読みたい欲望が強まってくるのが悪いクセ。
手近にあった『マクベス』と『リア王』を読む。
有名な本ってやっぱり面白いし、どこか変。
それにしても『リア王』ってつくづく介護文学だよな…、身につまされる。
リア王、初期症状の痴呆は見られるけれど、この肉体的元気さだと要介護はつけてもらえず、要支援1ぐらいだろう。
ボケはその人の元来の欠点が誇張したかたちで表れるというのが私のかねてからの説だが、やはりエリザベス朝の英国にも現代日本にも普遍的にいえることだとあらためて思う。