授業参観

今日、教える側としては生まれて初めて授業参観された。
この大学では今、教員と職員があらゆる授業を見学していい月間となっているのだ。
父母会はある、授業参観はあるで、けっこう驚かされることが多い大学だ。

背広を着込んだ年配の厳しそうな人が教卓のところまで申し込みに来て、後ろの席に座った。
誰なんだろう、あの人。
内心はドキドキながら、つとめていつも通り自然を装う。

学生の発表を仕切る間もやはり見学者が気になり、学生へのこちらのコメントもついがんばり気味に。
ああ、それにもかかわらず、質疑応答はどんどん下ネタへ向かい、発表者も質問者も止まらなくなる。
人に注目されると悪ハシャギするメカニズムというのはいったい…

向こうは大学の職員なのだから、非常勤のこちらが何も取り繕うことはないはずなのだが(それどころか、お宅の学生さんたちはふざけていてやってられないですわ!といって専任の先生につめ寄る非常勤の先生をこの前ドラマで見たが)、何というか、自分と学生たちはこの場ではひとセットみたいな連帯意識というのができてくるものだな。