暴風雨のあとの晴天

嵐のような一週間。
その最大の山場であるコロキアムをいちおう通過する。
ここ何回かのフォーマル需要のために買った真っ白なくるぶし丈のクロップト・パンツを穿き、すべてを詰め込んだカート付きの旅行バッグで出かけようとすると、急に土砂降り。
無印の雨ガッパを羽織って家を出るも、荷物に阻まれて歩けず、結局タクシーを拾って高田馬場まで。
はっきりいってこの電話帳、いやこの論文、重量があり過ぎなのである。
気分転換に別の場所で読もうと思っても、持ち歩くのが難儀なのでいつも挫折していた。
やはり話は短くまとめるものだとつくづく思う。

それにしても、こんな悪天候の日にわざわざ聞きにきてくれた方々、気遣ってくれた方々、心よりありがとう。

博論出してもバラ色にはなりません、よもぎ色ぐらいですよ、といっていた知人があったが、その通りだろう。
ひとつ、またひとつじわじわとクリアしていく感じ。
こんなに時間をかけてもまだ終わりじゃないけど、死なないで細々続けていれば近いうちいつの間にか最終ポイントの最終ポイントを迎えられる感じ。

もちろんバラ色などということは、人生この期におよんであるわけもない。
それでも何かしらの蓄積や体験にはなっていると思いたい。

さすがに今日は抜け殻のよう。
日食も世界水泳もろくに見られなかったけれど、いち早く注目していた「足立夢実」の検索で勝手にアクセスが伸びている。