ファッキンロマンスカー

仕事帰り、電車の座席にくつろいで座っていると、後部席のアメリカ人ふたりの会話にやたらと「ファッキン」が混じるのが気になる。
30代ぐらいの見栄えは普通の外国人でビジネスの話題のようだが、どちらの発話にも10語に1語ぐらいの頻度でその表現が。
「お下品な人たち!」と眉をひそめながらひとりティータイムをしているも、そのうち2語に1語、つまりすべての語につけるようになったので逆に興味をそそられる。
そしてついには、他のことは何もいっていない空白の時間にまで「…ファッキン…」と。
しゃっくりしながら、しゃべっているのか?

なぜ2倍エネルギーを使わなければならないのに、こんなしゃべり方をするのだろうか?
いうたびにすっきりするのだろうか?
いう間に次の語を考えているのか?
彼らの口調・会話はどういう風に翻訳すればいいのだろうか?
「クソ」への置き換えでは感じが出ない気がするけれど。

「ファッキンファッキンファッキンナー」というフレーズが「チョッキンチョッキン」のメロディーで頭の中を回り続ける。