[政治][カリブ][フランス]グアドループのストライキ、4週目に突入。

きびしい物価高騰による最低賃金の値上げ、雇用の創出と教育の権利をもとめ、フランス海外県グアドループが全面的なストライキ状況に突入してから3週以上が経った。
学校や多くの商店が閉鎖され、中心部では高齢者を中心に日々の食料にも事欠く事態となっている。
ストライキを主導するのは「搾取に反対する者たちの連帯」Lyiannaj kont pwofitasyon=LKP。
LKPは経営者側に月額最低200ユーロの給与アップなどをもとめていたが、ようやく今週末本国から海外県担当大臣イヴ・ジェゴが事態収拾のために島を訪れ、グアドループに対し、1億800万ユーロの投入が検討されている。
数日前には「本国の都市で全面ストが10日以上も続き、政府が放置するなどということはありえず、(海外県の)軽視そのもの」とグアドループ出身の元サッカーフランス代表リリアン・テュラムが批判していたとおり、遅きに失した政府の対応には島民からの不満が集中している。

ソースはLe monde, AFP, AP, France-Antilles, Liberation, France Soirなど。