コマバの緊張と弛緩

今日、接続法過去のテストを受け、条件法を習い、スペイン語速習が終了した。
ひねりが効いた毎週のテストをこなしていくのが記憶力の衰えた身にはけっこう大変だったけれど、楽しい時間でもあった。
これで理屈の上では、辞書を引けば何でも読めるはず?
これは先々の楽しみに。

それにしても途中からひどく気になったのが、学生たちの授業態度。
出席番号で席が決まっているため、部外者は最後列に座ることになるのだが、私語が多過ぎ、しばしば授業が聞き取れない。
それに加えて立ち歩く学生の多さ。
トイレに立った学生が教室に戻ってからも席に着かず、入口付近の学生のとなりで立ち話などする姿には呆然とする。
今日は「用事があるんで帰ってもいいですかー」といって途中退場した学生がいた。
少なからぬ学生が寝たきりなのは当たり前だ。

潜り込んでいたのは、日本最高峰の学力と誉れ高いコマバのブン○のクラスだったのだから、ますます驚くほかない。
私が教えているクラスでもあんな態度は見たことがない、というかぜったい許さないけどな。
あのナメきった態度で試験だけはできていたらほんとに感じが悪いと思うが、そういうことは大いにありそうだ。

所属している科の部屋に立ち寄ると、ゆるみきった授業の雰囲気とは一転、つねならぬ緊張感に圧倒される。
修論の提出日にあたっていて、提出者たちの発する何とも張りつめた空気が部屋全体を支配していたのだ。
製本とかコピーとか、余裕のない当事者をサポートする学生が何人もいるのがすばらしい。
ものすごい本気さに刺激を受ける。