日本の移民研究

人気ブログ「フランス語の砂漠」でオルノ・ララの記事を取り上げていただいたので、ついでに。

1894年から1900年にかけてグアドループの甘蔗耕地への移民を募ったのは、日本吉佐移民合資会社
主に山口県広島県和歌山県の人々が応募した。
この会社は、他にフィジーへの移民も募っている。

グアドループ移民の契約期間は5年だったが、契約内容に問題は多く気候は過酷で、期間途中の1年後には184名が帰国、40名が死亡していた。
5年の契約を終えてから帰国した者もいる。
その後どれくらいが現地に残ったかなどについては不明。

以上、たまたま大学生協で見かけた移民研究会編『日本の移民研究』(明石書店)より。
丸谷徳広という方が書いている。
ちょっと現地調査してみたくなるなー。

グアドループの甘蔗耕地といえば、数日前、調べ物ついでについンディアイのRosie Carpeを読みふけってしまい、日暮れた砂糖黍畑の音と匂いの描写にうっとりとした。