ノーベル文学賞はフランスのル・クレジオ氏

今年のノーベル文学賞受賞が決まったフランスの作家ル・クレジオ氏=2008年2月(AP)【ロンドン=木村正人】
スウェーデン・アカデミーは9日、2008年のノーベル文学賞を、デビュー作『調書』でフランス文学界に旋風を起こした小説家、ル・クレジオ氏(68)に授与すると発表した。同アカデミーは授賞理由について「圧倒的な文明化の波が押し寄せる中で、新たな旅立ち、詩的な冒険、官能的な歓喜、人間の探求を描いた」と説明している。

ル・クレジオ氏は1940年、フランス南部ニースで生まれた。63年の『調書』で主要な仏文学賞の一つ、ルノード賞を受賞。長身と華麗な容貌(ようぼう)でメディアの注目を集め、カミュサルトルらに比せられた。苦難を越えてたくましく成長する十代の生を主題にしてきたが、99年の『偶然』では、青春と対比しながら老いを優しい筆致で描き、新境地を開いた。2006年には来日している。

賞金は1000万クローナ(約1億4200万円)。授賞式は12月10日にストックホルムで行われる。 

以上、MSN産経ニュースより。
個人的には、村上春樹受賞よりうれしいです。
今学期もまた、大学の授業でやさしいものを読もうかな。