[三面記事]フィレンツェの落書き事件

昨日のニュースだが、教会に落書きしたことを謝罪しにフィレンツェまで出かけ、お詫びの意味で600ユーロを渡し、泣き崩れていた女子大生、あまりにかわいそうだったというのが感想だ。
教会側は詫び状ももらったしもう十分といってるのに、ここまでさせる意味あるのかね、イタリアまで同伴して「(教会関係者の前で学生は)震えていましたよ」なんてコメントしてた学長?
歴史ある建造物に学校名と名前を書くなんて非常識だし馬鹿みたいだけど、「大事な建物を汚して恥ずかしくないのか」とか「いい大人がみっともないことするのもたいがいにしておきなさい」とか周りの常識人にガツンと怒られてしばらく凹むぐらいが妥当なんじゃないだろうか。
同じように落書きをした元学校の先生も、イタリア人も同情するとおり、クビにまでさせられることはないだろう。

なんというか、加減を知らない。
ふつうな程度の情がない。
こんなふうに追いつめられたら、この学生たちやクビになった先生はもう怖くて何もできなくなってしまうのではないか。
なんだか社会のなかで、加減を知らない態度が、新たな加減を知らない態度を増殖させているような気がしている。

しかし目線を変えると、名前と学校名を書くってセンス、どうなんだ?
私は一時期、(お店の壁とかしてもいい場所で)落書きをするときは、太陽の塔くん(岡本太郎の作品を勝手に擬人化したもの)の絵をよく描いていた。
新宿のエル・ボラーチョという店にずいぶん何年も残っていたけど、もうなくなったんだったかな…